人口知能とデータ

概要

モビリティデータの利活用においては、車両走行データ(フリートデータ)、センサーデータ(カメラ、LiDAR、GNSS/IMU)など、データ量の増加や処理内容の高度化に伴い、大容量且つ高精細な時系列データ・動画像の遠隔収集、AIによるデータ分析基盤が必要となります。実運用においてAIが同じ精度を保ち続けることは難しく、管理には膨大な工数と手間がかかります。AIの推定精度を高く維持するためには、運用中においてもデータを取り続け、絶えずAIを再学習できるように、データとAIを管理、運用できる仕組みが必要になります。

マクニカでは、データの収集・蓄積をリアルタイム性且つ信頼性を確保したうえで、AIモデルの精度監視・再学習・アップデートを行い、高い精度でAIを維持可能なプラットフォーム「マクニカモビリティデータプラットフォーム(MMDP)」を用いることで、お客様のユースケースに合わせたさまざまなサービスを提供します。AIモデルの実行環境は、ご利用環境に合わせてクラウド、エッジどちらでも選択可能なハイブリッド構成でのご提案が可能です。

 

マクニカモビリティデータプラットフォーム(MMDP)の概要図
マクニカモビリティデータプラットフォーム(MMDP)の概要

特徴

高速モビリティデータプラットフォーム

高精度なセンサーデータ、制御データなどの高頻度な時系列データ、動画・画像・音声などのメディアデータといった膨大で様々な異種データをエッジから取得・伝送・統合することで、エッジからクラウドまでをシームレスにつなぐ高速モビリティデータプラットフォーム

AIの永続的な進化

高精度、高性能なデータ収集機能とRe:Alize*の包括的なAI開発・運用・改善プロセスを組み合わせることにより、AIモデルの永続的な進化をサポートし、リアルタイム運用を実現する包括的なプラットフォームを提供

ハイブリッドなAI実行環境

AI実行環境は、お客様のユースケースに合わせてエッジ、クラウドのどちらでも選択可能なハイブリッド構成

*Re:Alize: マクニカが提供するAIに関する知見・ノウハウをもとに、導入から運用までの各フェーズをモジュール化し、AIの技術検証から運用開始までを短期間で実現、さらに導入後の継続的な保守・運用をサポートするAIサービス
詳細はこちら https://www.macnica.ai/realize.html

MMDPの特徴

プロセス

要件定義
・データ内容 ・リアルタイム性 
・データ同期 ・データ分析

試験運用
・データ取得、分析 ・AI開発、検証 
・課題抽出、対策

実運用
・データ運用 ・AI運用 
・運用データ取得、分析

運用評価
・効果検証 ・データ拡張 
・AI改善