サイバー空間の3Dデジタル都市

概要

昨今ではLiDAR(Light Detection and Ranging:光検出・測距、ライダー)を使った測距システムの需要が増えています。 これはLiDARが比較的環境を選ばず高精度、長距離の物体との距離を測る事ができるためです。 さらに今後は測距、検知の機能に加え、その物体が何であるかを認識する重要性が高まっています。 例えば、市街地において自動車や歩行者などを識別することは交通事故を未然に防ぐ上で、重要な要素となります。

しかし、LiDARを活用した認識システムの開発は容易でなく、対象となる物体を認識するためには、データの収集、AIを活用した認識アルゴリズムの構築、テスト走行、システム修正など、多くの開発工数や時間、費用が発生します。

マクニカではLiDARデータの収集から物体認識ソフトウェア構築までトータルサポートします。お客様のご要求に合わせて、車、歩行者、自転車などの対象物を点群から認識する最適なシステムを提供します。また、 特定エリアへの侵入検出や歩行者の人数カウントなど、ユースケースに応じて出力情報を柔軟に調整することが可能です。

これによりお客様のシステム開発に要する工数や時間、費用を削減し、早期の市場投入を支援します。

特長

精度・スピード共に業界最高レベル
KITTIのベンチマークにて、スピード(FPS)と認識精度の観点でトップクラスの性能を誇るSeoul Robotics社のアルゴリズムを活用しています。

様々なLiDARに幅広く対応
Velodyne、Hesai、Ouster、Innoviz、Baraja、Ceptonなど、様々なLiDARに幅広く対応します。

複数LiDARの接続
同一のUIに複数の異なるLiDARの点群データを表示し、対象物の認識を行うことができます。

優れた開発ツール
特定エリアへの侵入検出、人数カウントなど、アウトプットデータを自由にカスタマイズすることができます。

横並びの3台のLiDAR

様々なLiDARに幅広く対応

業務プロセス

コンサルティング
環境条件や要求仕様をヒアリングの上、必要機能の洗い出しや要件定義を行います。

評価
ハイスペックノートPCもしくは産業PCに1年間の評価ライセンス込みのソフトウェアをインストールしてご提供します。 すでにお持ちのLiDARを活用し、評価環境を構築することができます。
※ルーターを経由することで、複数のLiDARを接続することが可能です。
※多くのLiDARに対応しておりますが、対応可否については念のためお問い合わせ下さい。

最適化
搭載するモビリティや認識したい対象物が特殊である場合、 ソフトウェアの最適化のためカスタマイズ対応をします。

実装
実際のオペレーション向けに量産ライセンスをご提供します。 現場でのオペレーションサポートにつきましても、弊社にて対応可能です。

ユースケース

モビリティ

周囲の車や歩行者を認識するモビリティ

モビリティにLiDARを設置し、車、歩行者、自転車、バイク等を認識します。車速や進路予測等の機能も実装しています。

人流分析

緑色に可視化される人流

コロナ禍におけるソーシャルディスタンスのモニタリングや従業員の稼働効率の見える化など、様々な人流分析への応用が可能です。また、カメラと違い、顔や表札などを映さないため、プライバシーの観点でも安心です。

交通システム

可視化された交差点の交通状況

ITSに設置して通行する車の形状やスピードを分析することができます。
また、信号システムと組み合わせることで、特定エリアに車が侵入したら信号を制御する(赤にする)など、簡易的な交通システムを構築できるため、大規模プラント内の交通システムなどに応用が可能です。

その他に建設機械やセキュリティなど、様々なユースケースで活用できます。

デモ動画

お問い合わせ

LiDAR認識アルゴリズム開発支援サービスに関するご質問やご不明点などございましたら、こちらよりお問い合わせ下さい。詳細資料やデモンストレーションの提供できますので、お気軽にご相談下さい。