Incredibuildについて
Incredibuildは、膨大化、複雑化が進むソフトウェアにおいて、独自の分散処理技術により低コストでより高い処理能力を発揮し、開発サイクル及びリリースまでの時間を短縮することが可能なプラットフォームです。
課題と解決策
大規模ソフトウェア開発における課題
●ビルドに長時間が必要
●開発全体工数への影響大
●専用マシンの必要性
●複数マシンの使用率の不均等及びクラウド上の待機状態のインスタンスの発生
Incredibuildによる課題解決
●分散処理によりビルド時間短縮
●既存マシンのリソース活用
●マシンの負荷状況に合わせたリソースをアサイン
●クラウド上の待機状態のインスタンスの排除
分散ビルド機能イメージ
生成オブジェクトをキャッシュ
1. 過去のビルド処理したTaskの成果物をキャッシュ
2. キャッシュを保持しているTask1, 2は、即時に成果物が返され、保持していないTask3は通常通り分散処理
3. 分散処理された新しいTask3はIncredibuildからキャッシュされ、次回以降に利用
・標準機能として利用可能
・高速化の効果は2回目以降のビルドから
・キャッシュは単体でも、複数のマシンでも共有が可能
導入効果(例)
Incredibuild Cloud ~Cloud連携での分散ビルドも可能に~
ビルド実行中:設定に応じてインスタンスをJITで自動スケールアウト。コストが最安のスポットインスタンスを利用。
ビルド実行後:ビルド終了を検知して、インスタンスを自動で破棄または停止。起動待機による無駄使い、攻撃対象のリスクを回避。
Incredibuild Cloudのメリット
運用費用への懸念を解消:必要なインスタンスを必要なときのみ起動。
設定が容易:Cloud側、Incredibuild側の設定はシンプル。連携もシンプル。
H/W投資とのバランス を維持:実行主体はOn-PreマシンでOK。現有H/Wリソースを活用しつつ、Cloudへ拡張。
エコシステムパートナー
lncredibuildは、ADAS(先進運転支援システム)、ヘッドアップ・ディスプレイ、自律走行、HMI( ヒューマンマシンインターフェース)アプリ、複合計器などの開発に取り組む自動車開発環境の高速化を実現します。下記に対応可能な開発環境の一部を記載致します。
Incredibuildが選ばれる理由
あらゆる開発タスクを高速化
コードのコンパイル、テストの実行、コードの解析、アセットの作成、シミュレーション、継続的なデリバリーの構築など、CPUを必要とするあらゆる同時かつ時間のかかる実行において、プロセスの実行を高速化し、待ち時間を短縮します。
容易な導入
Incredibuildの導入にあたり、コードやプロセスの変更やハードウェアの追加は⼀切不要で、インストールした瞬間から、ビルドやコンパイルの⾼速化を体感いただけます。Incredibuild Agent をインストールする以外にリモートマシン側では何もする必要がありません。
高い信頼性
Incredibuildは、2002年よりMicrosoft社の公式パートナーに認定されており、Visual Studioに アドオンとして搭載されています。
Visual Studio C/C++/C#、MSBuild、MSTest、VSTest、TFS、Azureなど、Microsoft社の 開発プラットフォーム上でシームレスに⾼速化を実現しています。
Incredibuildは様々な開発プラットフォームに対応しており、マルチプロセスの処理を分散可能です。
資料ダウンロード
Incredibuild製品に関する資料はこちらよりダウンロード下さい。特徴や詳細仕様などをご案内しております。
お問い合わせ
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