ステレオカメラで前方を検出する乗用車

ITD Labについて

ITD Labは「立体画像認識技術を用いて世界の安全と幸せの向上に貢献する」ことを経営理念とし設立された会社です。ステレオカメラ研究の第一人者でもある東京工業大学実吉准教授の開発した技術を基盤として、幅広い分野に安全を提供することを目的としています。

ISC(Intelligent Stereo Camera)シリーズ

ISCはリアルタイムに3D測距・計測・物体検知を実現する新型ステレオカメラです。2つのカメラと高性能PCを組み合わせて実現する従来のシステムとは異なり、対象物との距離情報をカメラ本体内で計算し、かつカラー化した測距イメージをリアルタイムで計算/出力できるシステムです。したがって後処理は、軽微な組み込みコンピューターでも実現することができます。大幅な軽量化を実現し、自動車や建機、ロボットはもちろんドローンにも搭載することができるなど、様々な分野での応用が可能です。さらに自動調整機能や自動校正機能を備えており、広い環境対応力と経年劣化にも逐次適応し、最適な精度を保つことができます。

特徴

  • 完全自動キャリブレーション機能搭載しています。
  • 物体の輪郭を極めてクリアに捉えます。
  • 高速応答性を実現します。60FPS から160FPS まで対応します。
  • シームレスアルゴリズムなので、基線長・解像度・視野角を自由に選べます。
  • 小型・安価・軽量・低消費電力が実現できます。

ぶつからない世界を実現するSRIM(Stereo Range Imager)テクノロジー

様々な分野での自動運転を支えるインテリジェントデバイスとして、ステレオカメラ技術を用いた超高速3次元距離測定システムです。ステレオカメラを備えたSRIMテクノロジーにより、瞬時に障害物を検知し、重大事故を未然に防ぐ手助けをします。ステレオカメラ方式では、人の目と同様に物体を認識し、高速・高精度で物体の位置や形状、相対速度を検出できます。カメラ画像のPixel毎に距離データ情報を持っているため、少ないリソースでも高度なディープラーニングが可能です。

道路を走行する白い車と黒いバイク

可視画像

道路を走行する青い輪郭の車と緑の輪郭のバイク

視差画像

ISC(Intelligent Stereo Camera)の優位性

高速物体認識機能、自動調整機能、自己位置認識機能を持った独自開発のSRIMテクノロジーを搭載することにより、他社ステレオカメラを圧倒する性能を実現します。

SGM方式で撮影された車

SGM方式(他社製品)

SAD方式で撮影された車

SAD方式(ITD Lab社製品)

製品仕様

横長のステレオカメラ製品

ITD Lab製品

ステレオカメラ、ケーブルと梱包箱

梱包仕様

項目

ISC100VM

ISC100XC

基線長

100mm

画素数

30万画素

100万画素

水平視差画角

30°/50°/83°

出力データ

視差データ/可視データ(VM=モノクロ・XC=カラー)

補助機能

シャッタモード(シングル/ダブル)
リアルタイムオートキャリブレーション

電源

USB Bus Power(2.5W)

USB Bus Power(4.5W)

I/F

USB2.0

USB3.0専用

対応OS

Windows10、Linix Ubuntu、ROS Package

パッケージ外形(L/W/H)

168.8mm/59.7mm/51.2mm

動作温度

-10℃~+70℃

付属品

USBケーブル(カメラ側:Micro USB 3.0 Type B)
付属ソフトウェア(USBメモリー)

想定ユースケース

車、建設機械、ロボット、ドローン、セキュリティカメラのアイコン

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