南さつま市・株式会社マクニカ・NTT西日本 鹿児島支店 公民連携による「自動運転による地域活性化」に関する包括連携協定の締結について
南さつま市(市長:本坊 輝雄)と株式会社マクニカ(代表取締役社長:原 一将)、西日本電信電話株式会社 鹿児島支店(支店長:井原 浩二、以下NTT西日本)は、2024年5月5日(日)に、南さつま市における「自動運転による地域活性化に関する包括連携協定」を締結しました。
この連携協定によって、3者は南さつま市における「持続可能な公共交通の維持・確保」および「観光における移動手段の確保」などの地域課題の解決に向けた取組みを推進していきます。

1.連携協定の目的
少子高齢化による人手不足や2024年問題等により、地域交通の維持や交通機関におけるドライバー不足などに関する社会課題が深刻化しています。それらの社会課題の解決策として、自動運転などのモビリティ技術を活用した持続可能な公共交通・物流の実現が急務な状況です。
南さつま市では、市民の利便に沿った交通体系の維持・確保に努めていますが、コミュニティバスを運行する事業者においても人材の高齢化・担い手不足が深刻化し、維持が困難な状況であり、人口減少や少子高齢化による社会構造の変化を受け、地域社会の更なる活性化に向けて「持続可能な公共交通の維持・確保」および「観光における移動手段の確保」などが主要な課題となっています。
こうした地域課題に対して、3者が自動運転分野で包括的な連携と協力関係を築き、それぞれが有する人的・物的資源を連携することで、地域の課題に適切に対応し、協働で事業を推進することにより、活気ある街づくりに取り組み、「住みたい 働きたい 訪れたい 誰もが主役になれる 南さつま」の実現をめざします。
2.連携及び協力の内容
(1)南さつま市の地域課題解決に向けた自動運転社会実装に関すること
(2)子どもたちが最新技術を体感する場の創出に関すること
(3)その他前条の目的を達成するために必要な事項に関すること
3.役割分担
南さつま市:自動運転事業の運営主体、国土交通省事業への申請
走行ルート、駐停車エリア、充電エリアの提供 等
株式会社マクニカ:自動運転EVバスおよび遠隔監視システムの提供
自動運転EVバスにエンジニアリングおよびサポート 等
NTT西日本:自動運転関連ソリューションおよびネットワークの提供・保守
遠隔監視者やオペレーターの育成支援 等
4.今後の展開
南さつま市の地域住民および周辺地域、観光客のみなさまが安心して利用できる安全で快適な自動運転サービスの実現をめざします。
また、本取り組みに関しては、3者が連携して、国土交通省事業への申請を予定しています。
5.包括連携協定における目標イメージ

6.自動運転車両イメージ

*ニュースリリースに記載されている情報は、発表時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。