半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)は、この度、マクニカのAI事業macnica.aiの中でも、モビリティ領域に特化した、従来モビリティデータ活用の課題とされてきたエッジ・クラウド間のリアルタイム性・信頼性を確保し、データ収集とAI実行環境を1プラットフォームに統合する「マクニカモビリティデータプラットフォーム(MMDP)」の提供を開始、移動・流通でのデジタル変革を支援いたします。

名称

マクニカモビリティデータプラットフォーム(MMDP)

提供開始日

2021年2月1日

Society5.0によるデジタル化要求が高まる中、テクノロジーの活用を通じ、今までにない新たな価値を生み出すことで、これまでの社会課題を解決できることが期待されています。マクニカは、自動運転などのモビリティサービスの提供において過疎地における移動サービスなどの社会実装などを通じ近年実績を積んできております。

モビリティを活用した取り組み(例えば、道路インフラ・業務用車両の予知保全、建設機械への接触予防、配車の最適化など)では、具体的には道路インフラの状態を画像で診断する、車両周辺にいる人や物体をリアルタイムに検知するなど、あらゆるデータを活用してお客様自身で新たなモビリティサービス(MaaS)を立ち上げることになります。

これらを実現するモビリティデータの利活用においては、車両走行データ(フリートデータ)、センサーデータ(カメラ、LiDAR、GNSS/IMU)など、データ量の増加や処理内容の高度化に伴い、大容量且つ高精細な時系列データ・動画像の遠隔収集、AIによるデータ分析基盤が必要となります。

しかしながら、実際の現場(エッジ側)でデータを収集し、クラウド側にて分析を行うと、エッジ・クラウド間のリアルタイム性・信頼性が確保できずデータの同期が取れない、また、AIによるデータ分析においても、「現場環境の変化などの影響によりAIへの入力データが学習時から変わることでAIの推定精度が低下する」など課題がありました。

実運用においてAIが同じ精度を保ち続けることは難しく、管理には膨大な工数と手間がかかります。AIの推定精度を高く維持するためには、運用中においてもデータを取り続け、絶えずAIを再学習できるように、データとAIを管理、運用できる仕組みが必要になります。

このような課題に対してマクニカは、データの収集・蓄積をリアルタイム性且つ信頼性を確保したうえで、AIモデルの精度監視・再学習・アップデートを行い、高い精度でAIを維持可能なプラットフォーム「マクニカモビリティデータプラットフォーム(MMDP)」を用いることで、お客様のユースケースに合わせたさまざまなサービスを提供します。

AIモデルの実行環境は、ご利用環境に合わせてクラウド、エッジどちらでも選択可能なハイブリッド構成でのご提案が可能です。これによりモビリティ、建設、物流、農業、ロボティクスなど、様々な分野におけるモビリティデータ・AIを軸とした革新的で拡張性の高いDX化に大きく寄与します。

詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp/business/maas/services/135657/)をご覧ください。


<特徴>
■高精度なセンサーデータ、制御データなどの高頻度な時系列データ、動画・画像・音声などのメディアデータといった膨大で様々な異種データをエッジから取得・伝送・統合することで、エッジからクラウドまでをシームレスにつなぐ高速モビリティデータプラットフォーム

■高精度、高性能なデータ収集機能とRe:Alizeの包括的なAI開発・運用・改善プロセスを組み合わせることにより、AIモデルの永続的な進化をサポートし、リアルタイム運用を実現する包括的なプラットフォームを提供(※マクニカが提供するAIに関する知見・ノウハウをもとに、導入から運用までの各フェーズをモジュール化し、AIの技術検証から運用開始までを短期間で実現、さらに導入後の継続的な保守・運用をサポートするAIサービス)

■AI実行環境は、お客様のユースケースに合わせてエッジ、クラウドのどちらでも選択可能なハイブリッド構成

MMDPの特徴


<全体像>

MMDPの全体像

 
<MMDPを用いたサービスの流れ>

MMDPを用いたサービスの流

 

また、「マクニカモビリティデータプラットフォーム」については、2021年1月20日(水)より開催の「第1回 MaaS EXPO(東京ビッグサイト)」にてサービスの紹介、展示を行いますので、ぜひご来場ください。

■第1回 MaaS EXPO
会 場:東京ビッグサイト(南展示棟)
日 程:2021年1月20日(水)~22日(金)
時 間:10:00~18:00 (最終日のみ17:00終了)
ブースNo.:S12-20
URL: https://www.macnica.co.jp/business/maas/events/135372/

 ※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

<本製品に関するお問い合わせ先>
株式会社マクニカ モビリティソリューション事業部
MAIL :auto-solution@macnica.co.jp

 

株式会社マクニカ について

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24ヶ国84拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。
詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。

<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>

 

株式会社マクニカ  http://www.macnica.co.jp
経営企画部 広報企画課 宮原 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル