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「V字モデル開発支援ソリューション」をテーマに展示を行いました
2023年11月15～17日の3日間、パシフィコ横浜でオートモーティブ ソフトウェア エキスポが開催されました。弊社マクニカブースでは、非常に多くのお客様にご来場頂きました。ご来場頂きましたお客様におきましては、弊社ブースにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございました。本コラムでは、弊社ブースの展示内容について、改めてご紹介をさせて頂きます。
V字モデル開発支援ソリューション
車載開発プロセスモデルとして採用されるV字モデル開発に沿った車載開発支援ソリューションを提供しています。
開発・実装・検証、それぞれのフェーズに合った最先端のテクノロジーソリューションをご提案します。
開発
シュミレーションツール
シミュレーション検証はすでにADAS（先進運転支援システム）およびAD（自動運転）ソフトウェア開発の重要な一部です。このような仮想テストは従来の試験場や公道テストを補完できます。AD認証プロセスの一部を仮想化することで、さまざまな物理テストの制約を克服できます。テストの繰り返し性、テストシナリオ数拡大、より安全な技術評価、および著しいコスト削減と時間短縮などが利点になります。従来のテスト方法を使用してADソフトウェアの適切な動作を検証する場合、数年または数十年かかる可能性があります。aiSim 4は、高走行距離テストや過酷な運転シナリオでADシステムのパフォーマンスをチェックおよび検証する理想的なテスト環境を提供します。特に、仮想の高忠実度センサーデータに焦点を当てています。
センサーソリューション
近年の自動車におけるセンサ技術の発展は目覚ましく、センサー技術は自動車の運転支援や自動制御システム、高度な自動運転の実現に不可欠なものになっています。
カメラやLiDAR、ミリ波レーダ等の各種センサの高性能化、搭載されるセンサ種類及びセンサー数の増加等による車両システムの複雑化に伴い、後段のソフトウェア開発の重要性が増しています。また、センサー開発にかかるソフトウェアアルゴリズム開発・評価・検証の難易度は年々上昇しており、かかる時間が多くなっています。当社ではLiDARやカメラ等の車載センサー の機能開発に必要となるパーセプションソフトウェアやSLAM（Simultaneous Localization and Mapping: 自己位置推定と環境地図作成）ソフトウェア、ツール類を提供し、モビリティ開発をご支援し、開発リードタイムの短縮に貢献いたします。
実装
リアルタイムOS
自動車の機能高度化に伴い車両に搭載させるソフトウェアがより重要になっています。ミッションクリティカルなシステムである車載システムは、高信頼性と高可用性が求められます。QNXリアルタイムOSは独自のマイクロカーネル構造により、アプリケーション、ドライバープロトコルスタックなどはカーネルの外部に置かれるため、問題発生時もカーネル自体への影響は軽微であり、高い可用性が要求されるアプリケーションに最適なOSです。
高速ビルドツール
Incredibuildは、オンプレミスやクラウド上のCPUリソースを動的に割り当て、処理を分散、最適化するソリューションです。更にキャッシュしたビルド出力を再使用することでビルド時間を大幅に短縮します。テストに費やす時間を増やすことで品質を向上しつつ、開発サイクルを短縮することが可能です。またIncredibuildは、今お使いのツール上で動作します。現在の開発環境（コード、プロセス、ツール）を変更する必要はありません。
検証
遠隔計測・適合ソリューション
大変革時代を迎えている自動車業界において開発に必要なデータの量は日々増加しており、データの保存、管理、各拠点との共有およびデータの後処理に時間がかかっています。intdashの遠隔計測は、複数センサーデータを統合し、データをクラウドへリアルタイムにアップロードします。これにより、作業時間の大幅な短縮を実現します。また、双方向通信により、遠隔でECU値を変更する遠隔適合も実現します。これにより、現地に赴いて作業を行っているエンジニアの負担を大幅に削減することができます。
お問い合わせ
オートモーティブ ソフトウェア エキスポ展示会ソリューションに関しましては、以下フォームよりお問い合わせ下さいませ。
また、マクニカでは、その他にも数多くのソリューションを取り揃えておりますので、お気軽にお問合せ下さいませ。