先日、建設機械の自動化をテーマにSafeAI社のCEO Bibhrajit氏を招き、「建設DXの現在と未来 ~建設機械の自動化によるオペレーション改善~」と題して、インタビュー形式のオンラインセミナーを開催しました。
早朝の開催にも関わらず、大変多くのお客様にご参加いただき、また、Q&Aやアンケートでは、業界のお客様ならではの貴重なご意見を多数いただきました。

本コラムでは、本セミナーの内容や結果についてレポートします。

SafeAIについて

SafeAIは、米国に拠点を置く建設機械自動化のリーディングカンパニーです。
重機や建機に自動運転技術を実装し、鉱業および建設業におけるデジタルトランスフォーメーションの実現を支援することをミッションとしています。

SafeAIチームは、これまで30年以上にわたり自動運転の分野に従事し、AppleやGoogle、Uberなどで高度な自動運転技術の開発経験をしています。
同社の本社は米国のシリコンバレーにあり、オーストラリアとカナダに支社があります。

マクニカは、SafeAIと日本国内におけるパートナーシップを締結し、建設現場の自動化の加速、及び人材不足の解消に貢献するというビジョンを共有し、建設機械自動化のためのトータルソリューションを提供しています。

オンラインセミナーについて

少子高齢化に伴う労働力不足により、日本国内の建設現場においてDXの推進は必要不可欠となっています。
そして、建設現場のDXにおいて重要な役割を果たすのが、建設機械の自動化(自動運転)です。

しかし、建設機械メーカーによる自動運転の開発は加速するものの、現場でのオペレーションを自動化するためには、すでに稼働している既存の建設機械を自動化することが求められます。
そしてこの既存の建設機械の自動化にいち早く取り組んでいるのが、アメリカ発のSafeAI社です。

SafeAI社は、既存の建設機械に後付けすることで自動化のできる「レトロフィットモジュール」や、様々な環境下に対応した建設機械の自動運転ソフトウェアなど、建設機械の自動化を実現するソリューションを総合的に開発、提供しています。

そこで、本セミナーでは「建設DXの現在と未来」と題し、SafeAI社の創業者であるCEOのBibhrajit氏をゲストスピーカーとして、建設機械の自動化を実現するための手法やプロセスに加え、海外の先行事例や日本市場における取り組みなど、様々な観点からBibhrajit氏の考える建設DXを解説していただきました。

イベント概要:https://www.macnica.co.jp/business/maas/events/136979/

なお、本セミナーはアーカイブ配信しておりますので、以下よりご視聴下さい。
ゲストスピーカーの講演は英語にて進行しますが、同時に日本語での通訳・解説をしております。

オンラインセミナーを終えて

本セミナーでは、早朝の開催にも関わらず計139名の方々にお申し込みをいただきました。
また、45分間かつ翻訳を含んだインタビュー形式のため大変駆け足での進行となりましたが、大きな問題もなく、大盛況にて閉幕を迎えることができました。

また、セッション後の質疑応答では、建設機械の自動化に関する技術や仕様、プロジェクトの推進方法など、非常に沢山のご質問をいただきました。
時間の都合上、すべてのご質問に回答することはできませんでしたが、視聴者様がどういった情報を期待されているのか、よく理解させていただくことができましたので、今後のセミナー企画などの参考とさせていただきたいと考えております。

また、セミナー後のアンケート回答では「今回のセミナーわかりやすく、何をこれから着手していくかの第一歩にさせていただきます。」や「自動運転を進めるモチベーションと安全性についての話があり、理解が深まりました。」など、業界に携わる皆様より多くのポジティブなご意見やご感想をいただくことができ、満足度の高いセミナーとしてご評価いただけたのではないかと感じております。

本セミナーを通して、建設現場における労働力不足などの課題感は強く、建設機械の自動化ニーズは高まっていると改めて実感いたしました。
マクニカでは、本セミナーにて得られた様々なフィードバックにしっかりと応えられるよう、今以上に知識や実績を蓄積し、ソリューションを強化することで、お客様の支援を進めていきたいと考えております。

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