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三重県志摩市における「通信システムおよび路側インフラを活用した踏切横断時における自動運転車両制御の実証」を開始~持続可能な地域公共交通と観光二次交通の実現に向けた自動運転実証事業~

 

 NTT西日本株式会社 三重支店(支店長:齊藤 朗)、株式会社マクニカ(代表取締役社長:原 一将)、株式会社京三製作所(代表取締役社長:國澤 良治)の3社によるコンソーシアムは、総務省「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」に採択されました。本事業では、協力機関※1である三重県志摩市(市長:橋爪 政吉)および近鉄グループホールディングス株式会社(代表取締役社長:若井 敬)、株式会社近鉄・都ホテルズ(代表取締役社長:大矢 茂伸)と連携して、運転手の担い手不足や移動手段の確保が喫緊の課題である志摩市にて、通信システムおよび路側インフラを活用した踏切横断時における自動運転車両制御の検証に着手します。

※1 協力機関は、実証フィールドや関連施設の提供、地域・関係機関との調整などを通じて、自動運転サービスの社会実装に向けた実証を支援します 。

1.背景と目的
 志摩市では、人口減少や高齢化が進み、持続可能な地域公共交通の確保が課題となっています。また、伊勢志摩国立公園を代表する観光地として、多くの観光客が訪れる一方、市内周遊を支える観光二次交通の充実も求められています。こうした課題に対し、自動運転技術の活用による新たな移動サービスが期待されていますが、自動運転車両が踏切を安全に横断するための仕組みの確立が重要な技術課題となっています。本実証では、通信システムおよび路側インフラ設備と鉄道事業者が連携し、踏切に関する各種情報を自動運転車両へ伝達することで、レベル4自動運転の社会実装に向けた安全性向上と技術的課題の解決をめざします。

2.事業概要
 本事業は、実証地域における課題解決として市内を円滑に周遊できる持続可能な交通環境の整備に向け、踏切開閉情報や横断先のスペース情報、隣接踏切情報を自動運転車両へリアルタイムで連携することで、停止・発進制御するインフラを整備し、踏切開閉情報や横断先情報を用いた踏切通過制御、および隣接踏切情報を活用した円滑な踏切通過の有効性・安全性について検証する実証実験です。

 ・事業期間:2026年6月~2027年1月
 ・実証期間:2026年11月10日~11月30日(予定)
 ・運行場所:志摩観光ホテル~賢島駅~観光駐車場を結ぶルート(片道1.6km)※2
 ・使用車両(予定):自動運転EVバス車両「EVO3」(Navya Mobility社製)
 ※2 踏切横断回数を増やすため、賢島駅~観光駐車場を往復する便を設定する可能性がございます。

実証走行ルート
志摩観光ホテル ザ クラシック~近鉄賢島駅~志摩市観光駐車場

 

3.各社の役割
(1)NTT西日本
  実証運行の運営、進捗管理、通信システムの信頼性評価、行政対応、自動運転用マップ作成、リスクアセスメント、自動運転車両調整、実証運行支援 等

(2)マクニカ
  自動運転車両の提供、およびその保守・運用、実証運行支援 等

(3)京三製作所
  踏切情報連携設備および路側インフラ設備の構築 等

 4.今後の展開
 本事業は、実証を通じて、自動運転車両による踏切横断時の安全性向上に関する知見を蓄積するとともに、レベル4自動運転の社会実装に向けた技術的課題の解決をめざします。
 また、本実証で得られる「踏切開閉情報等を活用した安全な踏切横断制御技術」や「鉄道事業者設備と連携した協調型インフラ基盤の構築・運用」に関する知見やノウハウを活用し、地域公共交通の維持・確保や観光客の周遊利便性向上に向けた自動運転サービスの実装検討を進めることで、持続可能な地域交通の実現に貢献してまいります。

※ ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。変更になる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。