半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)は、この度、産業分野で世界最大級のテクノロジー企業であるシーメンスの「MindSphere®パートナープログラム」にゴールドパートナーとして参加し、日本国内外の製造業におけるスマートファクトリー実現に向けた新たなサービスを提供していくことを発表いたします。

2011年、ドイツ政府がハノーファーメッセでインダストリー4.0を発表し、ヨーロッパを中心に製造現場の生産性向上や品質の安定、市場や環境の変化に応じた最適な生産を行うマスカスタマイゼーションに向けたスマートファクトリーの普及が進んでおります。しかしながら、日本国内の製造業ではデータ収集や分析といったAIやIoTに関する技術、導入計画の策定などのノウハウが不足しており、スマートファクトリーの実現が他の地域に比べると遅れをとっているのが現状です。

このような中、マクニカでは、AI/IoTを活用した工場のスマートファクトリー化を実現するソリューションを提供してきましたが、この度の「MindSphereパートナープログラム」に参加することで、自社サービスにオープンIoTオペレーティングシステムMindSphere※1を組み込むことができ、クラウドでのサービスを提供することが可能となりました。マクニカでは、製造業のスマートファクトリー実現を目指している企業を対象に、MindSphereおよびGateway製品の提供に加え、マクニカが製造業向けに開発したものやシーメンスが提供するアプリケーションなどを活用した、新たなサービスの提供を開始いたします。

このサービスは、スマートファクトリーの導入計画策定を始め、設備やヒト・モノからのデータ収集・分析・可視化、AIや機械学習などのアルゴリズムの生成、システムの構築・運用、システムメンテナンスなどのアプリケーションをパッケージ化したものです。このサービスを導入することにより、製造ラインの不良原因分析による歩留まり改善、設備の異常検知や故障・劣化予測などの予知保全、さらにAIを活用した外観検査など、設備や工程などの課題をトータル的に解決することが可能となり、生産性の向上、品質の安定、そして工場全体の最適化を実現します。
一方、工作機械を中心とした産業機器メーカーには、MindSphereをプラットフォームとして単体提供します。これにより、産業機器メーカーは製造業向けに同プラットフォームをベースとした独自サービスを構築・提供することが可能となります。マクニカはオリジナル製品であるエッジコンピュータSENSPIDER※2やAIアルゴリズムを併せて提供することで支援していきます。

マクニカは、200件を超えるAIとIoTの実績をもとに国内外の製造業のスマートファクトリー化を目指す企業に対して、製造現場を熟知したコンサルタントとエンジニア、データサイエンティストが連携して、全世界で圧倒的シェアを誇るシーメンスの製造業向けテクノロジーを活用することでスマートファクトリーの実現を強力に推進します。

シーメンス DIソフトウェア MindSphereセールスヘッド フローリアン・ベイル氏は次のように述べています。「マクニカの、MindSphereパートナープログラム参加とリセラー契約締結を、嬉しく思います。 今後マクニカが、お客様にスマートファクトリー実現のための包括的なソリューションを提供し、製造業のお客様の競争力強化を支援していくことを、期待しています。」

※1:シーメンスが開発するクラウドベースのオープンIoTオペレーティングシステム。製品、プラント、システム、そしてマシンをつなげ、モノのインターネット(IoT)が生成する膨大なデータの活用と高度な分析を可能にします。 
※2:センサーゲートウェイ& エッジコンピューティング端末
詳しくはこちら https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/hardware/senspider/

マクニカ×シーメンス スマートファクトリーサービス

マクニカは、9月18日から20日にポートメッセなごやで開催される スマート工場EXPO展へ出展、本プレスリリースの内容も展示いたします。ぜひ当社ブースにお立ち寄りください。

○第2回スマート工場EXPO マクニカブースのご案内
会  場 : ポートメッセ なごや
小間位置 : 第3展示館 ブースNo.1-77

 

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