人間の五感に頼った管理からAIによる診断へ
予知保全ソリューションでモーター保全の最適化を目指す

──レンゴー株式会社様

レンゴー株式会社様のSmart Motor Sensor採用におけるCustomer voiceです。製紙の製造工程において極めて重要な抄紙機(しょうしき)の保全を最適化するため、モーター予知保全ソリューションを使った定量的な管理・評価を導入されています。

本プロジェクトの参加メンバー

レンゴー株式会社

  • 製紙部門 製紙技術開発本部 デジタル推進部 課長代理 堂園 尚耶様

株式会社マクニカ

  • アルティマカンパニー アナログソリューション第1事業部
    プロダクトマーケティング部プロダクトソリューション課 榎原 史朗
課題
  • 人間の五感によるメンテナンスのバラつき
用途
  • 製紙工程で重要な役割を担う抄紙機(しょうしき)
効果
  • AIによる診断で定量的な管理・評価の実現
  • 「どこかおかしい」ではなく、「ここがおかしい」がわかる

製造現場の課題

堂園様:製造現場では、突発的な設備停止を防ぎ、安定的な設備稼働を行う事が求められています。これを実現する為に、メンテナンスを行うというのは非常に重要です。人間の五感で確認する事はもちろん重要なのですが、どうしても経験や技量によってバラつきが出てしまう所もあります。
Smart Motor Sensor(以下、SMS)は、AIによる診断で定量的な管理・評価ができるため、このような課題を解決したいという思いからSMSの活用を進めています。

Smart Motor Sensorの導入について

堂園様:現在は製紙工場を中心にSMSの導入を進めています。紙を作る工程の中で水で薄めた紙料を流し込む、抄造(しょうぞう)といわれる工程があります。この工程の中で、抄紙機(しょうしき)は非常に重要な設備です。この設備は大型の回転体を使って紙を運んでいくのですが、このロールを駆動する為にモーターが使われています。
電気設備の保全担当者にとって、軸受けだけでなくモーターの電気的異常も含めた状態監視に特化しているSMSは非常に魅力的です。
モーターに何か異常が起きた時に、「どこかおかしい」ではなく、「ここがおかしい」という事を知らせてくれるのが大きなメリットです。

今後に向けて

堂園様:今後、万が一モーターに異常が起こった際には、SMSが大きなトラブルにつながる前に異常を知らせることで、保全活動に貢献してくれることを期待しています。
また、当社設備では高圧三相モーターも多数使用しており、同モーターに対応した製品が出てくればありがたいと考えています。

会社ロゴ

レンゴー株式会社様

事業内容
板紙、段ボール、段ボール箱、紙器、その他紙加工品の製造・販売など
創業
1909年
従業員数
連結 23,389名 単独 4,345名 (2024年3月31日現在)
ウェブサイト
https://www.rengo.co.jp/

PRODUCT/SERVICE

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