SensorTag IoT評価キット CC2650STKとは

SensorTag IoT評価キット(CC2650STK)は、手のひらサイズのパッケージに温湿度、照度、加速度など多種類のセンサと3種類の無線規格に対応するデバイスが内蔵されたTexas Instruments社(以下TI社)の製品です。コイン・セル・バッテリを使用したバッテリ動作が可能で、低消費電力を実現しており、バッテリ不要アプリケーションの実現も可能です。

本記事では、SensorTagの特長を3つに分けてご紹介いたします。

※SensorTagを既にご存知で、使い方や参考となる用途が知りたい方はこちら
※購入したい方はこちら


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SensorTag IoT評価キット



また、Bluetooth Smart により、SensorTag用のスマートフォンアプリ (iOS, Android)を使用すると、以下の図のようにたった3ステップでスマホに接続、更にクラウドとも接続を確立できるため、センサ・データをオンラインで利用することができます。


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少ない手順で可視化ができるSensorTag

それではSensorTagの特長についてご紹介します。

特長1:多種類のセンサを内蔵

SensorTag 評価キットは 光、デジタル・マイク、磁気センサ、湿度、圧力、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計、周囲温度の検出が可能です。

様々な検出を実現するセンサデバイス

  • 温度・湿度センサ HDC1000(TI製品)
  • 照度センサ OPT3001(TI製品)
  • 大気圧センサ
  • 9軸モーショントラッキングデバイス
  • 磁気センサ




ちなみに、スマートフォンアプリを使用すると下記のように表示することができます。

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スマートフォンアプリでの表示

特長2:3種類の無線規格に対応

SensorTag 評価キットはBluetooth LEを始め、 3種類の無線規格に対応しています。

  • BLE 4.2
  • ZigBee(ファームウェアのアップグレード必要)
  • 6LowPAN(ファームウェアのアップグレード必要)


※ファームウェアのアップグレードは以下の3種類の方法があります。

  • ios/androidの「SensorTag」アプリを使ったOver the Air Download (OAD)
  • SmartRF Flash Programmer 2と拡張ボードCC-DEVPACK-DEBUGを使用したアップデート
  • CCSと拡張ボードCC-DEVPACK-DEBUGを使用したアップデート


それぞれの手順については、こちらの記事の「第3位 最新のF/Wにアップデートをする方法はありますか?」をご覧ください。
SensorTag:よくある質問トップ3


【2017.10.13追記】
CC1350STKとCC3200STK-WIFIMKに関する技術記事を追加しました。

SensorTagがBLEに加え、さらにSub-1GHzとWi-Fiでも接続可能に!


特長3:包括的な開発システム

  • DevPack Debugを使用すると、SensorTag IoT評価キットにデバッグ機能の追加が可能です。
  • Code Composer Studio コンパイラのライセンスを付属しています。
  • 各種クラウドサービスに接続することが出来ます。(弊社ではAWS、IBM Watson IoT Platform、enmoへの接続実績あり)
  • TI社にてサンプルコードを提供しています。



サンプルコードのダウンロードページはこちらのページ中部にございます。
 ※TI社サイトに移動します
  http://www.tij.co.jp/ww/wireless_connectivity/sensortag/tearDown.html


最後に

いかがでしたでしょうか。本記事以外にもSensorTagの記事を多数ご用意しています。購入をご検討中の方も、これから開発をされる方にも役立つと思いますので、是非以下のリンクよりご覧ください。

おすすめ記事はこちら

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