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【まとめ】車載分野で広がるFPGA活用事例

車載分野で広がるFPGAの活用

自動車の高機能化・電動化が進むなかで、ディスプレイの高画質化や画像処理の高度化、ECUの統合化、音声操作によるインターフェース強化など、車載システムに求められる技術要件はますます多様化・高度化しています。

こうした要件に応える技術として注目されているのが、FPGA(Field Programmable Gate Array) です。
FPGAは低消費電力で小型ながら、車載システムに必要な 画像処理、通信インターフェース、音声操作、セキュリティ など幅広い用途に対応できます。

 

FPGAはすでに車載分野での実績も積み上がっています。

たとえば、マツダは次世代の車載プラットフォームにLatticeのFPGAを採用し、より高性能な車載システムの開発を実現しています(※1)。

また、スバルも次世代の「アイサイト」にAMD(旧Xilinx)のFPGAベースSoCを採用することを発表しており、電力効率と演算性能を活かしたADAS機能の高度化が進められています(※2)。

 

※1 出典:Lattice「Lattice FPGAs Selected to deliver Mazda’s Next Gen Driving Experiences」

Lattice FPGAs Selected to deliver Mazda’s Next Gen Driving Experiences

※2 出典:日経クロステック「スバルが次世代アイサイトで採用、AMDがFPGA統合SoCの第2世代品」

スバルが次世代アイサイトで採用、AMDがFPGA統合SoCの第2世代品 | 日経クロステック(xTECH)

テーマ別:車載記事まとめ

「具体的に、車載分野でFPGAはどのように活用できるの?」
そんな疑問にお答えするため、FPGAを題材にした車載向け記事をまとめました。

システム・トレンド

自動車業界ではSDV化(ソフトウェア定義車/Software-Defined Vehicle)や電動化(EV/HEVなど)が急速に進展しています。このような背景から、車載ハードウェアにも柔軟な拡張性を持つFPGAの活用が進んでいます。

ディスプレイ・画像処理

カーインフォテインメントの高度化やADASで必須のリアルタイム画像処理に対応するため、FPGAの低遅延性能高帯域メモリインターフェースが次世代の車載HMIや先進安全機能を支える技術として活用されています。

ECU・通信

ECU統合化が進む中で、車内ネットワークには通信規格(CAN、LIN、Ethernet、MIPIなど)の多様化やOTAアップデート時のセキュリティ対応も求められます。FPGAは異なるインターフェース間の橋渡しプロトコル変換に強みを持つため、既存システムの拡張や多様な規格に対応することができます。

MIPI

車載カメラやディスプレイの高解像度化に伴い、MIPI CSI-2やDSIはすでに標準的に活用されています。FPGAはこれらの規格を柔軟にサポートできるため、活用が進んでいます。

音声操作・HMI

音声操作はドライバーの安全性向上にもつながる重要なHMI技術です。FPGAを活用することで、オンボードでの低遅延処理を実現し、クラウドに依存しない設計を実現できます。

お問い合わせ

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