
Cato Networks
ケイトネットワークス
中国におけるセキュアで高性能なネットワーク接続を実現するCato SASE Cloud導入のメリット
グローバルサプライチェーンの次世代ネットワーク基盤

近年、事業が拡大する企業にとって、中国は重要な市場であり生産拠点となっています。しかしこの国でDXへ移行する際には、中国特有の規制や予測不可能なネットワークパフォーマンス、複雑なコンプライアンス要件が、企業の接続性に課題をもたらしています。これらのデジタル変革の流れにおいて、どのようにこれらの課題を克服することができるでしょうか?
本日は、中国とのシームレスで安全かつ高性能なグローバル接続を実現するソリューション、「Cato SASE Cloud」をご紹介いたします。特に情報システム部門や企画部門の方々にご理解いただきたいポイントを以下にまとめました。
中国におけるDXの課題

Cato SASEクラウドによる課題解決
- 中国国内にあるCato クラウドとPoP
- 中国でのコンプライアンス対応
- ネットワーク監視と統合された一元化したセキュリティ
- 出口IPの利用、ネットワーク経路自動選択機能
中国国内にあるCato クラウドとPoP
Cato Networksは、中国政府に認可されたデータセンターおよびキャリア網と提携し、北京2か所、上海2か所、深セン3か所、香港に「PoP(ポイント・オブ・プレゼンス)=セキュリティクラウドとネットワーク経路最適化・リモートアクセスを行うアクセスポイント」を展開しています。全世界に90か所ありますが、複数のデータセンターで冗長化しているため、データセンター拠点数は90を超えます。各自の拠点に最も近いPoPを自動選定することで、ユーザに最適なネットワーク環境を提供します。
また、リモートアクセスをする場合でも従来のように一度日本の自社データセンターにアクセスすることなく、各リモートアクセスユーザは最速のPoPに自動接続し、各地から並列分散してネットワークアクセスし、セキュリティ対策機能を中国国内のデータセンターでシングルパスエンジンを使って高速に処理を行います。
さらに中国から日本への通信はCato SASE Cloudのフルメッシュバックボーンを通じて東西間を通信するため、ネットワーク通信の最適化とコスト削減がはかれます。

中国でのコンプライアンス対応
中国の個人情報保護法などの情報規制、コンプライアンスについて処理を行っていくのはとても大変です。Cato SASE Cloudはそれを単純化します。SASEにビルトインされたDLP(Data Loss Prevention、データ損失防止機能)により自動化されたプロファイルによりITチームのルール作成の負担が軽減され、事故対応処理ではなく、戦略的プロジェクトに集中できるようになります。またすべてのイベントデータがクラウド上に自動的に格納されるため管理画面上で企業の通信内容を後から調査することやファイルとして書き出すこともでき、クラウド上で調査やログの保全を行う事ができます。

ユーザで追加できる、DLP管理プロファイル設定
ネットワーク監視と統合された一元化したセキュリティ
Cato SASE CloudはシングルベンダーSASEのリーダーの1社です。シングルベンダーSASEはすべてのセキュリティ対策がクラウドで統合されて実施されます。堅牢なプラットフォームを直接統合するため、断片化されたセキュリティソリューション群の複雑な構成や構築準備が不要になります。サービスとしてのL7対応次世代ファイヤーウォール(FWaaS)侵入防止システム(IPS)、リモートアクセスのためのゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)などこれらゼロトラストの環境構築においても重要なリソースとなりこれを保護し管理を簡素化するためにすべてがシングルプラットフォームで全世界のPoP内のクラウドサービスで共有されます。
ZTNA認証されたユーザとデバイスのみが機密システムにアクセスできるようにし、最小特権の原則と組み合わせてデータ損失防止機能(DLP)をセットすれば中国のサイバーセキュリティ法の厳格な基準を満たしながら機密データを保護できます。またCASBにより今後ますます増加するクラウドサービスへのアクセス制御も可能となり、すべてのサイバーセキュリティ対策をXDRによって可視化、予兆監視して行くことも追加のアプリケーションをインストールすることなく、SASE管理画面のボタン1つで実現できます。
出口IPの利用、ネットワーク経路自動選択機能

Cato SASE Cloudは3つのグローバルIPを利用できる。IPの追加購入も可能
MPLS は長い間企業接続の標準でしたが、コストと剛性が高いため、今日の動的なゼロトラストのニーズにはあまり理想的ではありません。Cato SASE Cloudは冗長構成可能なSD-WAN 、アプリケーション対応ルーティング、動的パス最適化などの機能を備えた最新の代替手段を提供します。企業は MPLS レベルの信頼性と速度の恩恵を受け、さらに内蔵されているZTNAにより、コロナ禍で定着した、ゼロトラスト/ハイブリッドワークを拡張およびサポートできる柔軟性を享受できます。
AWS、Azure、Microsoft 365 などのマルチクラウドプラットフォームに依存している企業にとって、接続が遅いということは受発注データの送信不良など経営に影響を与えます。Cato SASE Cloudの Smart Egress は、最も近い PoP を介してトラフィックが効率的に流れることを保証し、遅延を削減し、一貫したパフォーマンスを提供します。従業員は、要求の厳しいアプリケーションでもシームレスに作業できます。
SaaSにCatoのグローバルIPを設定することで外部からの侵入を防御します。
コロナ禍により急増したテレワークから、出社や在宅勤務など場所を選ばない働き方が増えてきています。ハイブリッド作業が新しい標準となるため、信頼性が高く安全なリモート アクセスが不可欠です。Cato SASE Cloudのモバイル クライアントは、中国全土のリモート従業員にPoPまでの最短のアクセスと高性能で安全な接続を提供します。国内のお客様において、VPNが安定し、フィアル送信に失敗することがなくなったという結果が証明しています。
まとめ

現代のクラウドネイティブな環境において、成功するためには信頼性の高い接続が欠かせません。中国での事業運営における特有の課題を乗り越えたいと考える企業にとって、Cato SASE Cloudは実績のあるソリューションです。遅延の最小化、セキュリティ強化、コンプライアンスの簡素化を通じて、シンプルなクラウドサービスで未来に向けた最適な接続を実現します。
Cato SASE Cloudについてはぜひデモをご覧いただき、企業がグローバル拠点においてもその可能性を最大限に引き出す方法を見つけてください。
ぜひcato-sales@macnica.co.jpまでご相談下さい。

株式会社マクニカ
ネットワークス カンパニー 第3営業統括部 第2営業部 第4課 SASE EXPERT
鈴木富士雄
1989年米国光ファイバー製品を担当。その後情報システム部門にてマクニカ webmaster として Web サイト構築運営を行う。2005年よりクラウドサービスの営業、2010 年より Splunk 製品担当として CSIRT の啓蒙を行う。2019年より Cato Networks 製品マーケティング担当。SASE Expert Level2, SSE Expert認定取得
趣味はマリンスポーツ。
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