
停電時でも電力供給が可能な独立型風力発電機。
再生可能エネルギーの活用で災害対策や自治体・企業のBCP対策にも有効
災害時の電力供給課題とBCP対策の重要性
近年、地震や台風などの自然災害が頻発する中、自治体や企業にとって「災害時の電力確保」は喫緊の課題です。特に避難施設や公園、学校などでは、停電が長引くと通信手段や照明、スマートフォンの充電が困難になり、情報の遮断や安全性の低下を招きます。
たとえば、都道府県庁をカバーする携帯基地局の非常用電源(UPS)では72時間の停電対策が推奨されていますが、それ以降は電力供給が停止して通信が途絶える可能性があります。こうした状況に備え、BCP(事業継続計画)対策として、再生可能エネルギーを活用した非常用電源の導入が求められています。
風向きに左右されず、災害時も発電可能な小型風力発電機
「垂直軸型サボニウス式風力発電機」は、風力と太陽光のハイブリッド発電により、商用電源に依存せず、都市部や災害時でも安定した電力供給が可能な、完全独立型の小型風力発電機です。
製品は標準仕様の「Type D」と寒冷地仕様の「Type A」、強風仕様の「Type E」の3タイプをラインアップ。風向きに依存せず、低風速でも発電可能な構造により、設置場所の自由度が高く、都市部・住宅地・寒冷地・沿岸部など、さまざまな環境に対応します。
垂直軸型サボニウス式風力発電機の主な特長

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風向きの影響を受けない垂直軸型
風向きに左右されず、全方位からの風を受けて安定的に発電。日本のように台風が多く風向きが不安定な地域でも高い発電効率を発揮します。 -
独立電源(オフグリッド)
商用電源に接続せず、風力と太陽光によるハイブリッド発電で、停電時でも電力供給が可能。災害時の非常用電源として活用できます。 -
低騒音設計(49dB)※
風切り音が発生しにくい構造により、住宅地や学校、公園などでも安心して設置可能。家庭用エアコンと同程度の静音性を実現。
※風速7m/sのとき、風車から1m離れた場所における測定値 -
安心・安全
回転速度が遅く、恐怖感を与えにくい、 安心・安全な風車。 -
高耐久・高耐風性能
特許取得済みの高強度構造により、突風や台風にも耐える設計。風車単体で最大80m/sの耐風試験をクリア(製品本体は耐風速40m/s~対応)。 -
拡張性とオプション機能
衛星通信やWi-Fi、監視カメラ、ポータブル電源など、災害時に必要な機能をオプションで追加可能。BCP対策や避難所のライフライン確保に貢献。
災害時の電力確保から都市部の再エネ導入まで様々な場所で活躍
垂直軸型サボニウス式風力発電機は、風向きに左右されず、低風速でも安定的に発電できる構造で、都市部・住宅地・沿岸部・離島・寒冷地など、さまざまな環境に対応可能です。災害時の非常用電源としてはもちろん、平時の再生可能エネルギー活用にも貢献します。
以下のようなシーンで導入されており、それぞれの環境に応じたメリットを発揮しています。
活用シーン・導入メリット
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■ 避難施設・公園・学校・公共施設
・停電時でも通信・照明・スマートフォン充電が可能
・商用電源に依存しない独立電源としてBCP対策に有効
・衛星通信やWi-Fi機能の追加で情報伝達手段を確保 -
■ 都市部・住宅地設置
・低騒音設計(49dB)により、騒音や景観への配慮が必要な場所でも安心
・設置面積約4.4㎡のコンパクト設計で、限られたスペースにも対応
・回転速度が遅く、恐怖感を与えにくい -
■ 工場・倉庫・企業のBCP拠点
・太陽光とのハイブリッド発電により、天候に左右されにくい電力供給
・非常時の業務継続に必要な電力・通信・照明を確保 -
■ 沿岸部・離島・風況が不安定な地域
・台風常襲地域でも耐風速40m/sの高耐久設計で安全
・離島や山間部など商用電源が届かないエリアでの電力確保に貢献 - ■ 寒冷地・積雪地域(Type A)
・-30℃までの低温環境でも稼働可能な寒冷地対応モデル
・特殊塗料の採用により着氷・着雪にも強く、北海道・東北・北陸などでの導入実績あり
製品仕様・スペック
Type D(標準仕様)/Type A(寒冷地仕様)/Type E(強風仕様)
実証事例・導入実績
国内の首都圏を中心に、都市部での再生可能エネルギー導入や、災害時の通信・照明確保、BCP対策などに活用されています。
お問い合わせ
「垂直軸型サボニウス式風力発電機」は、風力と太陽光のハイブリッド発電で災害対応・BCP対策など多様なニーズに応えます。
BCP対策や災害対応、再エネ活用をご検討の自治体・企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。設置環境や用途に応じた最適なプランをご提案いたします。