施設空調の省エネ・節電対策にエアコン室外機の消費電力を削減
年間の消費電力を 10~15% カット!
空調の消費電力削減が省エネ・節電のカギ
昨今、国内の電力供給力不足や、火力発電の燃料とされる天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)・石炭の価格高騰によって、年々電気料金が高騰しています。
経済産業省資源エネルギー庁より、各施設の夏季の電力消費の内訳は、オフィスビルでは約49%、学校では約37%、医療機関では約35%を空調が占めています。(※1)また、冬季の電力消費の内訳でも、オフィスビルでは約34%、学校では約41%、医療機関では約35%と施設の消費電力の大部分を空調が占めており(※2)、空調の消費電力削減が企業や施設の省エネ・節電のカギとなります。
※1:経済産業省資源エネルギー庁|夏季の省エネ・節電メニュー・リーフレット 事業者向けメニュー(本州・四国・九州版)より
※2:経済産業省資源エネルギー庁|冬季の省エネ・節電メニュー・リーフレット 事業者向けメニュー(本州・四国・九州版)より
では、空調の使用電力を下げるためにはどうすればよいでしょうか。
方法としてまず、空調設備を省エネ効果が高い製品に更新することが考えられますが、その他の方法として、現在使用しているエアコン室外機に対して遮熱断熱塗料を塗装することで、空調の消費電力を削減することが可能です。
ここではエアコン室外機の省エネに効果的な遮熱断熱塗料についてご紹介します。
室外機の消費電力を削減する遮熱断熱塗料「マクニカット」
遮熱断熱塗料マクニカットは、「室外機外装の遮熱断熱塗料塗布」「省エネカバーの設置」「周辺床面への遮熱断熱塗料塗布」により、室外機を稼動に適した状態にすることで、年間の消費電力を約10~15%削減し、空調の省エネ・節電を実現します。夏場だけでなく冬場にも効果があります。
室外機の塗装のほかにも、建物の外壁塗装(屋根・壁・ベランダなど)やキュービクルの熱故障対策にも利用されています。
遮熱断熱塗料「マクニカット」の省エネ効果
夏場|室外機内部の温度上昇を抑制
■ 室外機外装の遮熱断熱塗料塗布+省エネカバーの設置により、機器内部の温度上昇を抑制します。
■ さらに室外機周辺の床面に遮熱断熱塗料を塗ることで輻射熱を低減し、周囲の温度を下げます。これにより室外機が取り込む外気温度が下がるため、室外機の作業量が減り消費電力を抑えることができます。
冬場|室外機内部の温度低下防止・室外機の霜の付着防止
■ 省エネカバーに塗装された遮熱断熱塗料の断熱効果で、室外機内部の温度低下を防ぎます。
■ 省エネカバーにより室外機のフィンに霜が付着するのを防ぎます。室外機のフィンに霜が付着するとエアコンの動作効率が低下するため、室外機は暖房を一旦停止し霜取り運転(デフロスト)を起動します。暖房が再度ONした際に多くの電力を消費します。霜取り運転に入る頻度を下げることで冬場の消費電力を削減できます。
■ さらに周辺床面に塗装することで温度低下を防ぎます。
遮熱断熱塗料「マクニカット」の特徴・機能
遮熱(反射)機能
塗料の遮熱機能で太陽エネルギーの90%以上を反射し、内部への熱の侵入を抑制します。
断熱機能
蜂の巣状に中空ビーズ層が均一に塗装されているため熱の侵入を防ぎます。
伸縮機能
柔軟性があり200%の伸びに追従するため塗装面のクラックを防止します。
よくある質問
質問 | 回答 |
塗料の耐熱温度は何度ですか? |
遮熱断熱塗料の耐熱温度は80℃です。 |
施工温度の目安はどの程度ですか? |
施工温度の目安5℃です。塗り延ばした際に塗膜が凍るのを防止するため、塗装時とその後3時間程度はは5℃を下回らないようにする必要があります。 |
省エネカバーの耐風速はどの程度ですか? | 風速39.8m/sを想定した検証をして、問題ないことを確認しています。その他、積雪での荷重、10年の耐候性についても検証済みです。 |
寿命になった場合、塗料の状態はどうなりますか? | 一般的な塗料と同様に、遮熱断熱塗料も古くなると固くなります。 約15年程度で塗料が固くなり、ひび割れや剥がれが生じるため、塗り替えをお勧めします。 |
室外機の周辺の床に塗装する際に、どの程度の広さまで塗る必要がありますか? | 基本的には室外機の高さの1.5倍程度の縦横広さが必要ですが、現場の状況により判断させていただきます。 |
雹(ひょう)が降ることがあるのですが効果はありますか? | 室外機で一番の弱点はフィン(熱交換器)の部分です。ここに雹が当たると曲がってしまい、冷暖房の効率が低下します。省エネカバーを付けることで雹害を防ぐことが可能です。 |
どのような場所で使用されていますか? | 商業ビル、学校施設、工場、ホームセンターなどの屋上室外機、路面室外機で施工・導入されています。また、遮熱対策(熱故障対策)として鉄道通信設備、通信基地、サーバールームなど、キュービクルへの施工実績はここ数年で増加しています。以前のキュービクルは外気温40℃を上限で設計されている場合が多く、昨今の温暖化で40℃を超える地域では、高温によるエラーや故障が発生するためです。 |
お問い合わせ
実際に遮熱断熱塗料マクニカットを塗装したエアコン室外機を見学いただくことも可能です。お見積りのご依頼や仕様の詳細などお気軽にお問い合わせください。
※遮熱断熱塗料マクニカットは、現在当社でのみ責任施工を行っております。