新型コロナウイルスだけじゃない!日常生活に潜む「細菌」の脅威
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の防止に伴い、紫外線(UV-C)の照射による除菌・ウイルス不活性化技術が注目されています。このような技術を実装した製品は、病院や工場のような除菌が必要な場所以外にも、オフィスや学校など、様々な場所に導入されています。しかし紫外線には人体に影響を及ぼす波長もあるため、IEC、UL基準などの各種安全要求事項を満たしている事が必要になります。
また、新型コロナウイルスだけでなく、抗菌薬・抗生物質が効かない薬剤耐性( Antimicrobial Resistance、以下AMR)をもつ細菌が世界中で増加しています。厚生労働省健康局「厚生労働省におけるAMRの取組」*1によると、2013年のAMRに起因する死亡者数はおおよそ70万人とされており、耐性率が現在のペースで増加し、対策が何もなされない場合、2050年には1,000万人の死亡が想定されると報告されています。
*1:厚生労働省健康局「厚生労働省におけるAMRの取組」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000189799.pdf
白色LED除菌照明 VioClean® とは
通常の照明機能と、人体に無害で細菌に効果的な除菌テクノロジーを搭載したLED除菌照明です。
有人環境でもコロナウイルス(SARS-CoV-2)や細菌の除菌、不活性化が可能で、「VioClean®」を常時点灯することで衛生的な環境が継続します。
製品は、24 時間点灯・除菌可能な「シングルタイプ」 と、日中は白色 LED と特定波長405nmのLEDを組み合わせて点灯、夜間は特定波長 405nm のみ点灯と切り替えが可能な「デュアルタイプ」の2タイプの除菌灯 があります。
VioClean®の特徴
1 人体に完全無害な可視光を使用
VioClean®は不可視光のUV除菌ライトと異なり、普通可視光の中の特定波長(405nm)を用いています。細菌内で光化学反応を起こさせることで、新型コロナウイルスをはじめとした病原性、薬剤耐性を有する細菌やウイルスを除菌、不活化することが実証されています。*2
*2:全ての細菌・ウイルスではありません
可視光LEDによる除菌方法
VioClean®を使用した場合カビの増殖が大幅に抑制された
<実験条件>
実験場所 :室内オフィス
照射条件 :照射面まで1.8m、照度>500lx
測定期間 :7日間
対象物 :日常用品・食品
(スポンジ、ごはん、ネギ、トースト、コーヒー豆)
2 白色LED・特殊材質拡散パネルでより自然な白い光に
VioClean®は可視光を使用しているため、特定波長405nmのLEDのみ照射した場合では紫色の光が照射されます。
米Vyv Inc.(旧Vital Vio社)の除菌LED技術である白色LEDと、特殊材質拡散パネルを組み合わせる事で、高い光透過率の上に除菌エネルギーの流失を防ぎ、通常の自然な白い光に見せています。
3 日中、夜間で点灯モードを 切り替え
製品は、ダウンライト型、パネルライト型の2種類で、それぞれシングルタイプ、デュアルタイプがあります。
シングルタイプは「 白色除菌モード 」のみ搭載。デュアルタイプは「 白色除菌モード 」「 省エネ除菌モード 」の切り替えが可能となっています。
出典:Gtech Solutions Inc.
白色除菌モード:通常照明とあわせて除菌も!
有人環境でも、通常の照明と同様に使用しながら除菌します。常時点灯することで衛生的な環境が継続します。
出典:Gtech Solutions Inc.
省エネ除菌モード:消灯後も細菌増殖をガード!
夜間は「照明」部分のみOFFに切り替えることで、より少ない電気代で白色除菌モード点灯時と同じ除菌効果をキープし、細菌の増殖を抑制します。※3500K/4500Kの「省エネ除菌モード」の光は緑色に見えます。
製品一覧
VioClean®導入実績
医療機関をはじめ、学校・商業施設・家庭内など様々な場所で使用されています。