カーボンニュートラルを実現するためには

2050年カーボンニュートラル」実現に向けて、太陽光・風力・バイオマスなどの再生可能エネルギーの自家発電の需要が高まっています。しかしながら、再生可能エネルギーは天候の影響や発電効率の問題で、化石燃料のように安定したエネルギーの供給ができません。再生可能エネルギーを主軸とした社会を実現するためには、各企業の大幅な省エネ化の促進が必要不可欠となります。

 

ビルや商業施設、学校、公共施設などでは、照明や空調設備がエネルギー消費量の大半を占めています。これらの設備更新のみで省エネ化が可能と思われがちですが、エネルギー使用量を可視化し、より効率的にエネルギー消費量を削減・最小化することで、エネルギー効率改善・最適化された環境を構築することが可能となります。

データの可視化ソリューション の特徴

「データの可視化ソリューション(以下本ソリューション)」は、施設内に設置された各種センサーから取得したデータやスマートメータから取得した電力使用量データをクラウドに取り込み、可視化・分析することで、施設のエネルギー使用量・CO2排出量を把握し、設備運用ルールの見直しや具体的な削減目標を設定、設備機器を制御することで、施設全体の運用改善、電気代削減など、施設の脱炭素化を実現します。

本ソリューションの導入後は最小限の開発と設定で、環境分析・設備機器の制御、施設全体のエネルギーの最適運用まで実現します。

ノーコード接続

様々な通信規格やプロトコルに対応しており、温湿度や気圧、照度、UV、騒音、VOC、CO2、PM2.5、人感、電力など、主要メーカーの様々なセンサー・IoTデバイス、加えて主要クラウドほぼ全てと、APIを利用することにより接続が可能です。対応センサーを使用することで、短い開発・導入期間で本ソリューションを利用することが可能です。

環境分析・設備機器の制御

スマートメーターから電力使用量データの取得やセンサーデバイスを活用することで、設備機器やエリア間の消費電力を管理・分析することが可能です。また、温度・湿度・CO2濃度などの環境センサーと連携し、取得したデータをもとに、環境分析や設備機器の制御が可能となっています。

<システム構成例>

取得可能データ・活用例

取得データ          

活用例

効果

エネルギー使用量
(電気、ガス、水道 など)

・電気、水道、ガスなどの使用量の可視化
・エリア別、機器別の使用量の可視化
・エリア毎のLEDや空調設備管理や制御
・エネルギー使用量をCO2排出量に換算
・CO2排出量のリアルタイム確認

・可視化した結果をもとに、施設運用の最適化することでCO2排出量を削減
・温室効果ガスの排出量算定における工数の削減

環境データ
(温湿度データ など)

・温湿度データやその他環境データの可視化
・取得データから独自指標の設定、不快指数などの算出
・取得データと売上データとの相関分析、変動要因の分析

・取得したデータから算出した結果を基に、設備機器の制御を行い、快適な環境を構築

ERP
(売上・仕入データ など)

・ERPデータの連携、相関分析

・分析結果から経営資源の有効活用、効率化が可能

施設データ
(他拠点のデータ など)

・複数拠点のデータの可視化、比較
・他社システムとのクラウド経由の連携

・複数拠点の一括管理による作業の効率化

お問い合わせ

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