マクニカの輻射式冷暖房システム「CeeM(シーム)」

輻射式冷暖房システム「THEAR(シアー)」は、体育館・アリーナ用、可動式ユニットが新たに追加され、

マクニカブランド「CeeM(シーム)」としてリリースしました!

こんなお悩みはありませんか?

  • 空調設備を更新したいが、今よりも消費電力やコストを抑えられるものはないか
  • 環境に配慮して、省エネでCO2排出量の少ない空調設備を探している
  • 現在使用しているエアコンが経年劣化により、消費電力が高くなっている
  • 人が多い場所での感染症対策に、風が出ない空調を探している
  • 体育館やアリーナなどの熱中症対策に、大空間でも効率的な空調はないか

輻射式冷暖房システムとは

輻射式冷暖房システム「CeeM(シーム)」※1は、輻射熱を活用した高効率の冷暖房システムです。

輻射による熱移動を活用することで、「無風」「無音」「温度ムラがない」省エネかつ快適な空間を作り出します。

人体・環境にやさしくデザイン性にも優れているため、体育館、介護施設、オフィスなど、さまざまな空間にご利用いただけます。

 

※1 CeeM(Clean・Environment・Ecology・Meister):以前より弊社で取り扱っていた輻射式冷暖房システム「THEAR(シアー)」をマクニカブランド輻射式冷暖房システム「CeeM(シーム)」としてリリースしました。

医療施設や大型スポーツ施設、工場などに

教室や音響室、図書館などに

輻射式冷暖房システムの特徴

輻射式冷暖房システムCeeMは、冷温水(不凍液)をパネル内で循環させることでパネルを加熱・冷却し、物体と熱の交換を行います。
「完全無風」「無音」「温度ムラがない」点が特徴で、上記のシステムにより人体に快適な空間を作り出します。

POINT1:無風で空気を攪拌(かくはん)しない

・コミュニティースペースなど、人が集まる場所での空気の攪拌によるウイルス感染拡大の抑制

・ハウスダストなどが原因で起こるアレルギーへの対策

・バトミントン、卓球、新体操など風の影響を受けやすいスポーツに最適

・風(ドラフト)による冷風温風の不快感や乾燥、冷房障害の抑制に有効

・本や、精密機械などの風の影響による劣化を抑制

POINT2:無音で振動やノイズを発生しない

・空調から発生する振動やノイズをなくすため、レコーディングスタジオやコンサートホール、図書館などの空間に最適

・空調音による睡眠の妨げ防止になり、質の高い睡眠を得られる

・室外機も従来の空調より運転負荷が低いため、音の発生を抑制できる

POINT3:様々な空間で温度をムラなく保つ

輻射式で熱を伝えるため、パネル高さの空間に対して上下垂直方向の温度ムラをなくし、快適な空間にすることができます。
ホテル、事務所などの小規模な空間から、体育館、アリーナなどの大空間にも対応します。

暖房時
人や壁などの物体に直接熱を伝えるため、パネル高さの空間を暖め、自然対流で暖かい空気が上昇することで、空間をムラなく暖めることができます。対流式の空調設備の場合、人に温風を当てて熱を伝えるため、風が届きづらい足元が冷えてしまうことがあります。輻射式の場合、暖かな熱が直接全身に届くため、足元もポカポカします。

冷房時
冷やされたパネルが人や壁などの物体の熱を直接吸収するため、パネル高さの空間をムラなく冷やすことができます。局所的に冷暖房するため、体育館などの大空間でもエネルギーロスがありません。パネルによって体の熱が吸収されることで、室内の気温が体感2~3℃ほど下がったように感じ、トンネルや鍾乳洞に入ったようなひんやりとした感覚になります。

システム構成

輻射式冷暖房システムは、輻射(放射)エネルギーの移動原理を活用した冷暖房システムです。
輻射とは、赤外線や可視光線を含む電磁波によって起こる2つの物体間のエネルギー移動のことで、2つの物体間に熱を伝える媒体が存在しない真空中であっても熱移動が生じます。

輻射による熱移動の仕組み
輻射式冷暖房のシステム構成

 

システムの構成は、輻射パネルと冷温水ヒートポンプユニットを冷温水管(冷媒管)で接続し、冷温水(不凍液)を循環させるシンプルな構成です。
冷温水ヒートポンプユニットで空気の熱を利用し、輻射パネル内を循環する冷温水(不凍液)を温めたり冷やしたりすることで、人体・物体と直接熱を交換します。室内の輻射パネルは冷温水(不凍液)により加熱・冷却されるため、パネル側には電源がありません。

CeeM導入の5つのメリット

01 輻射熱の活用で省エネ・環境にやさしい

輻射熱はモノや人に直接作用するためエネルギー効率が高く、対流式の空調設備(エアコンやファンヒーターなど)と比較して、CO2排出量・電力消費量を約10%~50%削減することが可能です。

輻射式冷暖房システムは冷温水ヒートポンプユニットを使うため、一般空調と比べて稼働によるエネルギー消費のピーク(デマンド)を抑える特長があります。輻射パネルは無動力のため、搬送エネルギーも大幅に削減され、搬送設備のエネルギー消費量やCO2排出量の削減に貢献します。

また、対流式の空調設備が冷媒ガスを循環するのに対して、輻射式冷暖房システムでは冷温水(不凍液)を循環させます。100%アルミニウム製のパネルはリサイクルが可能で、フィルタを必要としないため環境にもやさしい空調システムです。

 

例えば、体育館やアリーナなどで対流式の空調設備を使用する場合、大空間の温度を調整するため、大量のエネルギーを消費します。しかし、輻射式冷暖房システムはパネル高さの空間に対して局所的に冷暖房するため、大幅なエネルギー消費量の削減とコストカットが可能です。

02 こどもから高齢者にも安心・安全

世界各国における様々な建築基準や製品有害物質基準(RoHS)の厳しい安全基準をクリアしています。

低温輻射(8℃~50℃程度)のため、人が直接触れても火傷の心配はございません。保育園や幼稚園・介護施設など、小さなお子様やご高齢の方がいる場所でも安心してお使いいただけます。

03 長寿命・メンテナンスの手間を削減

輻射パネルの寿命が30年と長く、設備更新費の大幅な削減が可能です。
冷温水(不凍液)を使って冷暖房する輻射式冷暖房システム(冷温水タイプ)の場合、従来の空調と比較すると輻射パネルが無動力のため、ファンやダクト内清掃、ボイラーメンテナンスなどが不要で、メンテナンス費用を抑えられます。また、日常のお手入れも簡単で、主なメンテナスは各輻射パネルの下に設置されるドレンパンの排水口部分の埃・ゴミを拭き取る程度で、清掃の手間を大幅に軽減できます。

04 無駄のないデザイン・機能性

輻射パネルは、放射率とエネルギー移動による対流を考慮した、機能性・性能を追求した無駄のないデザインとなっており、奥行きは141~163mmと他社のアルミ製輻射パネルよりも薄く、壁からの厚みを最小限に抑えます。

また、100%アルミニウム製で、鉄製の輻射パネルよりも放射率が高く、立ち上がりが早いため高効率です。

05 用途に応じた多様なバリエーション

▼サイズバリエーション

住宅用や業務・産業用、体育館・アリーナ用、可動式ユニットなど、様々な用途に対応しております

空間に合わせて縦5種類、幅4種類、計20種類のサイズバリエーションをご用意しております。

製品のラインアップ・仕様について、詳しくはお問い合わせください。

▼コーティング・カラーバリエーション

コーティング
製品(アルミニウム)の表面処理方法を「ペイントコーティング処理(親水性塗装処理)」「アルマイト加工処理(陽極酸化処理)」の2種類からお選びいただけます。

カラー
カラーバリエーションは各コーティングの特徴によって厳選された合計15種類を標準仕様としてご用意しております。また、オーダーカラーオプションとして、日本塗料工業会色見本帳に記載されている全632種類のカラーからお好きなカラーを選ぶことも可能です。

導入実績・導入イメージ

国内外の研究所やオフィス、ホテル、医療機関、介護施設など様々な場所に導入されています。

オフィス

ホテル

マンション・住宅

体育館・アリーナ

研究所

音響ルーム・スタジオ

導入方法について

以前より弊社で取り扱っていた輻射式冷暖房システム「THEAR(シアー)」をマクニカブランド輻射式冷暖房システム「CeeM(シーム)」としてリリースしました。

お問い合わせ

輻射式冷暖房システムCeeMは、軽量・高効率・多様なバリエーションでさまざまな用途に対応します。製品の体験希望や、ラインアップ・仕様の詳細につきましては、以下よりお問い合わせください。

 

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