オフィスのスマート化により快適な業務環境を構築

オフィスのスマート化は、顧客管理システムや販売実績、売上実績データなどの連携のほかにも、施設内の温度や湿度、空調・照明設備、各フロアや会議室の使用状況などを管理、制御することで、オフィス内の運用改善や、社員が働きやすい環境を構築することが可能です。

スマートオフィスの導入によって、快適な業務環境を構築し社員の生産性の向上が期待できる一方、最新のIoT機器やセンサーの設置で初期費用がかかる点が課題となっています。

次世代型スマートオフィスソリューションの特徴

「次世代型スマートオフィスソリューション(以下本ソリューション)」は、各種センサーを施設内に設置し、個人を特定しない方法によりデータを取得・解析することで、オフィス内での人の出入りや移動の可視化を行い、デスクや設備の利用状況をモニタリングし、効率の良い設備配置や電力利用スケジュールを組むことで、オフィス内の運用改善、施設全体の電気代削減など、快適な業務環境を実現します。

 

本ソリューションは、お客様の規模や予算に応じて小規模から大規模まで提供できる点が特徴となっており、ワンフロアなどのスモールスタート導入からはじめ、必要に応じて1棟、複数拠点などに拡張することも可能です。

オフィスに関連する様々なデータを一括管理

本ソリューションは、空気質情報を取得するCO2、気圧、温湿度センサーに加え、60GHzレーダーによる人感センサーを搭載しており、従来の赤外線や超音波、カメラの課題を克服し、静止している人からエリア内で動いている人まで検出を可能にしています。搭載されているセンサーの他にも、電力・ガス・水道のエネルギー情報など、オフィスに関連する様々なデータを取り込むことが可能です。

Wi-Fi通信を経由し、これらのセンサーで取得したデータをエネルギーマネジメントシステム「Kisense®(キーセンス)」で管理・分析を行います。

環境分析をもとに計画を策定・設備機器の制御

Kisense®に集約したデータや環境分析をもとに、計画の策定や設備機器の制御が可能です。

例えば、CO2センサー、温湿度センサーから取得した環境データや解析結果を利用して、空調の温度設定や換気システムの制御を行うことや、CO2センサー、人感センサーから取得したCO2濃度・着席判断データをヒートマップ表示にすることで、分散計画を立てることなどが可能となります。

取得した環境データのモニタリング
CO2濃度・着席判断データをヒートマップ表示

電力使用量の管理・最適化

電力においては、スマートメーターから電力使用量を取得し、太陽光発電・蓄電池・EV充電システムなども含め、総合的に施設全体の電力を管理することで、電力使用量の多い日中を避けて終業後から翌日の始業時間までにEV車の充電を完了するよう設定するなど、エネルギー消費のピークカットや効果的な電力利用スケジュールを組むことが可能です。

システム構成

本ソリューションは、マクニカにて取り扱っているCleanwatts.Lda(本社:Coimbra, PortugalCEOMichael Pinto、以下Cleanwatts)社製のエネルギーマネジメントシステムと、ドイツの大手半導体サプライヤのインフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)社製の最先端テクノロジーを使用した半導体製品が搭載されたセンサーターミナルと、IoTを組み合わせることにより実現しました。

次世代型スマートオフィスソリューション システム概要図

< 次世代型スマートオフィスソリューション システム概要図>

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