半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)は、この度、一畑電気鉄道グループの一畑電車株式会社(以下一畑電車、本社所在地:島根県出雲市、代表取締役社長:茢田 満夫)に、従来のLED照明よりも大幅に省エネ効果が期待できる台湾のShinyU Light(シンユライト)社製、高効率産業用LED照明を導入支援したことを発表いたします。

昨今、国連の持続可能な開発のための国際目標であるSDGsが提唱され、日本においてもSDGsの17のグローバル目標に沿って取り組みを開始している中、各企業としても脱炭素化社会の実現に向けて、クリーンエネルギーの活用やさらなる省エネが求められており、早急に対応していくことが喫緊の課題となっています。

一畑電車は、松江-平田-出雲・出雲大社を結び、通勤・通学等、地元の生活路線として欠かせない鉄道であるとともに出雲大社・一畑薬師への参詣鉄道としての役割も果たす、島根県の交通インフラを支える鉄道会社です。2019年の輸送実績は145万人を数え、コロナ禍以前は出雲大社詣を中心にインバウンド需要も拡大するなど、多くの観光客が世界中から訪れる路線の1つです。

加えて、一畑電車は輸送実績が拡大する状況において、鉄道事業を推進するなかで発生する二酸化炭素の排出削減など、環境保全活動にも積極的に取り組んできました。そこでこの度、お客様の安全を守るべく、国土交通省から告示された車両目視検査のための必要照度基準への対応を車両点検倉庫に導入することを決定しました。

当初は、天井から吊り下げるLED照明を考えていましたが、車両の側面や台車枠及び車体の下が陰になり、思うような照度が出ませんでした。そこで、マクニカは、天井からの吊り下げに加え、倉庫壁面や倉庫の柱から斜めに台車枠及び車体を照射できる取り付けを提案するとともに、ShinyU Lightの特徴である集光できるレンズで点検箇所の照度を十分に確保することを実現しました。また、従来の水銀灯ではスイッチを入れてから点灯までに時間を要するため、常時点灯していることが多い状況でしたが、LED照明は応答性がよくスイッチを入れるとすぐに点灯するため、こまめにスイッチの入り切りをするようになり、従業員の省エネ意識も向上しました。

高効率産業用LED照明「ShinyU Light」は、台湾で開発された均一熱伝導プレートと呼ばれる放熱技術によるランニングコストの抑制、照明光源の長寿命が期待できます。また、熱衝撃に強い光学レンズを使用しているため、自在に配光設計ができるほか、薬品による影響やほこりなどの付着が最小限におさえられるなど過酷な環境でも性能の衰えが少なく、あらゆる環境試験への合格実績があり堅牢性にも優れているため、メンテナンスも容易となっています。

特徴

①超高速瞬間放熱設計

徹底した設計構成、独自技術の均一熱伝導プレートにより、消した瞬間に光源を素手でも触れるほどの放熱機能を実現しました。

②強風・塩害・耐寒・防水防塵

あらゆる環境試験への合格実績があります。過酷な環境でも性能の衰えが少ない環境変化に強い照明機器です。

③光の照射を最適化し光を自在に操る

優れたガラス光学設計によりより明るく・より遠く・より均一に配光が可能です。照度、配光角度のコントロールが可能なため、対象物を最適な状態に照射することができます。


マクニカは、コスト及びCO2の削減が期待できる高効率産業用LED照明「ShinyU Light」により、今後もあらゆるお客様のご要望に応えていきます。

◆一畑電車様インタビュー記事はこちら
https://www.macnica.co.jp/business/energy/columns/136026/index.html

※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

 

一畑電車株式会社について

一畑電車株式会社は1914年(大正3年)に一畑軽便鉄道(現・一畑電気鉄道株式会社)として運行を開始し、2006年(平成18年)より一畑電気鉄道株式会社からの分社独立を経て一畑電車株式会社となりました。鉄道事業者の使命である安心・安全・安定的な輸送サービスを提供することを第一に、地元のお客様に関わらず、観光客他、全てのお客様の満足度の向上に努めている島根県東部の鉄道会社です。

 

ShinyU Light社について

ShinyU Lightは、2010年に設立された台湾のLED照明メーカーです。2005年から2009年にかけて台湾の工業技術研究院で開発された熱伝導プレートを使い、「より明るく、より安く、より長く」使用することができるLED照明をグローバルに提供しています。2018年から日本法人が設立され、それ以降、ShinyU Light製品は日本の様々な分野のお客様の「省エネ」「CO2排出量の削減」に貢献しています。

 

株式会社マクニカについて

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24ヶ国84拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。
詳細はWebサイト( https://www.macnica.co.jp )をご覧ください。