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第1回かながわ脱炭素大賞 表彰式レポート

2025111日、横浜市の新都市ホール(そごう横浜店9階)にて、「第1回かながわ脱炭素大賞」の表彰式が行われました。

2050年脱炭素社会の実現に向け、神奈川県は県民や事業者など、様々な主体と連携して「オール神奈川」で取り組んでいくために、株式会社テレビ神奈川と連携。脱炭素に関する優れた取り組みを行った事業者、学校などの功績を称える表彰制度として、「かながわ脱炭素大賞」を設けました。

この表彰は一部の部門を除いて一般公募制(令和6612日~917日)となっており、応募があった48者と、県が推薦した16者について有識者などが審査し、最終的には計25者と、知事特別賞の1者が表彰されました。受賞の対象となる部門は下記の5つで、マクニカはこのうち「(4)先進技術・導入部門」に応募し、受賞しました。

■かながわ脱炭素大賞

 1)普及・促進部門
脱炭素に向けた実践的な普及・促進活動を行った個人や団体で、その功績が顕著で他の模範となるもの。 

2)事業活動温暖化対策計画書制度部門
次のア、イのいずれかに該当する事業活動温暖化対策計画書制度の対象となる事業者で、その功績が顕著で他の模範となるもの。(県が推薦しますので公募はありません。)

ア 神奈川県地球温暖化対策推進条例第4条第2項に定める特定大規模事業者に該当する事業者
イ 神奈川県地球温暖化対策推進条例第11条第4項に定める中小規模事業者等に該当する事業者 

3)建築物・特定開発事業温暖化対策計画書制度部門
神奈川県地球温暖化対策推進条例第19条に定める建築物温暖化対策計画書制度又は同条例第34条に定める特定開発事業温暖化対策計画書制度の対象となる事業者で、その功績が顕著で他の模範となるもの。(県が推薦しますので公募はありません。) 

4)先進技術・導入部門
脱炭素に関する先進的な技術開発や再エネ導入等を行った個人や団体で、その功績が顕著で他の模範となるもの。 

5)ユース未来部門
(1)、(4)の取組を行った30歳未満(表彰年度の101日時点)の個人、学校等又は構成員の過半数が30歳未満(表彰年度の101日時点)の者である団体で、その功績が顕著で将来性を期待できるもの。

▲表彰式・会場の様子。200名弱が参加していました。

表彰式の冒頭では「主催者あいさつ」として、神奈川県知事の黒岩氏と株式会社テレビ神奈川の代表取締役社長・熊谷氏が登壇。そのコメントの一部を要約・抜粋してご紹介します。

■黒岩氏

事業者の皆さまは、脱炭素に関する啓発や教育事業活動に伴う温室ガスの廃止要請、環境性能に優れた建築物の建設、先進的な製品やサービスの開発・提供などで顕著な功績を挙げられました。日頃の努力に心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げます。

この表彰式の開始までは脱炭素に関するフォーラムを行ってまいりましたが、非常に多角的で深い議論が行われたと思っています。やはり我々自身が自分ごととして取り組み、そのなかで経済の流れがうまくマッチし、自然なかたちで脱炭素を推進していくこと大事です。神奈川県としては、2030年までに温室効果ガスの排出量50%削減を目標にしています。高い目標ではありますが、地球のことを考えると、これには待ったなしで取り組まなければなりません。

今回のような形式で表彰をすることによって、「こんな風に頑張ればいいんだ」と、どんどん輪が広がってくることに期待しています。今回は第1回の表彰なので、大変値打ちがあり、私も表彰をできることを大変嬉しく思っています。

■熊谷氏

このたびは第1回かながわ脱炭素大賞の受賞、まことにおめでとうございます。皆さまの努力を本日の受賞によって、さらに加速していければと思います。

今回の表彰では、ユース未来部門という賞を設けました。こちらは保育園の園児や小学校の生徒の皆さん、そして各種団体や保護者の皆さんが勉強し、一体となって取り組んでいただいた結果、「社会福祉法人喜慈会 小中保育園」「横浜市立西前小学校」「横浜市立みなとみらい本町小学校」の1園と2校が受賞しました。

若い世代の皆さんに、脱炭素社会の実現に向けたきっかけを与えられたこの取り組みは、大変素晴らしいものだと感じています。受賞された皆さまの取り組みが、ますます広がってゆくことを期待しています。

知事が申し上げられたように、もっとも大切なのは自分ごと化です。私ども地元放送局といたしましても、皆さまの取り組みに対するサポートはもちろんのこと、神奈川県内の皆さんに対し、何らかのきっかけとなるような情報提供を続けていきたいと考えています。

■表彰式

2名のあいさつが終わり、場面は表彰式へ。受賞者には表彰状と、盾のふたつが贈られました。

マクニカは省エネルギー対策ソリューションとして投資金額を抑えつつ高い省エネ効果を得ることが可能な、遮熱断熱塗料「マクニカット」の販売・施工の実績を評価され、このたびの受賞に至りました(詳細はこちら )。

なお、今回の表彰式は「かながわ脱炭素アクションフォーラム」というイベントのなかで実施されたものであり、会場の隣では脱炭素に関するワークショップや展示なども行われていました。

▲子どもたちが作ったとおぼしき展示品も。

今回は、「第1回かながわ脱炭素大賞表彰式」の様子をレポートでお届けしました。「SDGs」「脱炭素」という言葉は皆さんも日常的に耳にすることが増えてきたかと思いますが、ときにはこうしたイベントに足を運んでみると、今までになかった発見があるかもしれません。

マクニカでは本受賞のきっかけとなった「マクニカット」をはじめ、さまざまな取り組みを通じ、今後も脱炭素社会の実現に貢献してまいります。