マクニカは2024年1月17日~19日に開催されたJANOG53 Meeting in Hakataに参加してきました。

イベント規模はさらに拡大!
JANOG(JApan Network Operators' Group)53 Meeting in Hakataは、博多駅から徒歩15分ほどにある博多国際展示場&カンファレンスセンターにて開催されました。
回を重ねるごとに協賛企業数や参加者数は増加しておりますが、今回は現地参加者数が3,000名を超え、前回の2,300名からさらに大きく、そしてアツい「技術者ミーティング」が開催されました。これほどの勢いで大きくなっているイベントではありますが、その一方で、来場者との距離は近くアットホームなJANOGの特徴は変わらずにありました。
本記事では、今回も大盛り上がりだったJANOG53の当社展示内容や大人気の懇親会、BoFの様子を少しずつご紹介します。
マクニカは4つのブースで展示しました
今回特徴的だったことは、初日からの来場者が前回よりも多く、会場オープン直後から熱気に溢れるような賑わいでした。当社は4つのブースで、それぞれ下記テーマで展示しました。
・光トランシーバーモジュール
・生成AI向けネットワーク
・セキュリティー
・オープンネットワーキング

光トランシーバーモジュール
「100GB 長距離ネットワーク構築!」の紹介ブースにて、2つのデモンストレーションをおこないました。 1つ目はCoherent社の新製品、光トランシーバーモジュール『100G-ZR QSFP28 DCO』を用いた長距離伝送のデモです。Coherent社が開発したDSPによって低消費電力ながら、光アンプなしで80kmをエラーフリーで伝送できる様子をご覧いただき、「消費電力が5Wはかなりすごい!」と多くの方から驚きと嬉しい反応を頂きました。販売開始と言われている2024年夏には、Flextune™が搭載予定で、自動波長設定の機能に期待される声も伺いました。2つ目は、MultiLane社のモジュール評価ボード『ML4041-K』を用いたデモです。ML4041-Kの専用GUIを用いて、光トランシーバーモジュールのメモリーマップの内容確認・設定可能な機能をご覧いただき、興味を持っていただける来場者も多くいらっしゃいました。

生成AI向けネットワーク
生成AI時代に求められるネットワーク構成について説明しました。並列分散処理を実行する大量GPUサーバー間をつなぐ"ネットワーク"が「高速低遅延」かつ「ロスレス」であることが、生成AIのパフォーマンスを引き出す"カギ"となります。生成AI向け「NVIDIA Spectrum-X」は、ポート速度が最大800Gb/sのスイッチ「NVIDIASpectrum-4」と、最大400Gb/sに対応したサーバー側に搭載するアクセラレーター「NVIDIA BlueField-3DPU」で構成されています。マクニカは、実現したいアプリケーションごとに最適なネットワークをご提案します。

オープンネットワーキング
「製品の組み合わせ、保守/サポートの分散」をマクニカが一本化!ネットワーク構築の際に、コスト・性能・品質・サポート面から、「どういったベストな選択ができるのか?」をご紹介しました。オープンネットワーキングについてはこちらをご覧ください。
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P4言語×FPGAアクセラレータで、CPUリソース・遅延の削減、性能が大幅に向上!テレコムキャリア様向け必須機能(エントリの自動Expire) を実現するデモをご覧いただきました。

セキュリティー
社内外からシステムやクラウドへのセキュアなアクセスの実現に課題を持ちのお客様に向け、Skyhigh SSEソリューションをご紹介しました。
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今回もBoFへ登壇!

当社の恒例となっている登壇ですが、今回もNTTアドバンステクノロジ株式会社の藤原氏と荒井氏、そして当社の阿部野、三田村にて「光トランシーバの接続・清掃方法など取扱いについて考えるBoF」をタイトルに発表いたしました。BoFとはBirds of a Feather(=同好の士の集まり)を意味しており、ただ講演するのではなくハンズオンで来場者が実際に機材に触れ、確かめながら議論ができる場です。広い会場に150名以上の方々に来場いただき、JANOGならではの雰囲気の中で参加者の方々と交流することができました。
当日の発表資料とアーカイブ配信が下記リンクよりご確認いただけます。配布資料には掲載していないトラブル事例も当日ご紹介しましたので、2月29日 13:00まで公開されているアーカイブ配信も併せてご覧ください。詳しい様子は近日中に別記事でもご紹介いたします。
タイトル |
光トランシーバの接続・清掃方法など取扱いについて考えるBoF |
日時 |
2024年1月19日(金) 13:30~14:30 (1時間) |
発表者 |
NTTアドバンステクノロジ株式会社 藤原 稔氏、荒井 健汰氏 株式会社マクニカ 阿部野 一郎、三田村 友也 |
概要 |
(1)光トランシーバーモジュール内部構造と清掃の必要性 (2)清掃ツールと清掃方法 (3)内部構造の確認方法 (4)光トランシーバーモジュールの運用における一般的な注意点 (5)清掃や端面検査のハンズオン
*本BoFは、NTT-AT様と共同で実施しました。当社からは、光トランシーバーモジュール内部構造の調査やサンプル写真の提供、過去の不具合事例などの情報提供をおこないました。 |
詳細ページ |
https://www.janog.gr.jp/meeting/janog53/optics/ (アーカイブ配信は2月29日 13:00公開終了) |
懇親会は1000人越え!
大人気の懇親会は今回もチケットは即完売でした。当社からもチケットを勝ち取ったメンバーで参加し、ブースではお会いできなかった方ともお話しができる貴重な機会となりました。早い者勝ちだった特別メニューチケットはもつ鍋・博多ラーメン・鯛茶漬け・にぎり寿司から選択でき、地方開催ならではのグルメと焼酎を堪能することもできました。

次回のJANOG54は奈良!
今回JANOG53で展示したCoherentの内容は、今後セミナー(2024年3月末開催予定)や記事でもご紹介予定です。現地へ参加できなかった方はぜひ、ご参照ください。
次回は2024年7月3日~5日に奈良県コンベンションセンターにて開催されるようです。当社も継続して出展予定ですので、また皆様とお会いできることを楽しみにしております。

お問い合わせはこちら
今回の展示内容について、より詳細に聞いてみたい・講演内容についての質問がある・参加できなかったけど興味があって説明を受けたいなど、ご要望ございましたらぜひこちらよりお問い合わせください。