本セミナーで学べること

マクニカ・富士エレクトロニクスではTexas Instruments社(以下、TI社)の製品を使ったセミナーを複数、開催しています。その中から今回は、初心者のための高速信号伝送セミナー についてご紹介します。

このセミナーは、これから高速信号に携わる方や、高速信号伝送の基礎を見直したい方におすすめです。「信号にはどのような物があるか」といったことや、「送信中にさまざまな要因で劣化してしまう信号を元に戻す(補正)する方法」などを紹介します。

また、サブタイトルにもあるように、シグナルコンディショニングについては特に力を入れて紹介しています。

各プログラムを簡単に紹介

Agendaごとにもう少し踏み込んで内容を紹介します。

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アジェンダ

信号を伝送するということ

我々の身の回りには数Gbpsの帯域を超える多種多様な高速通信の規格が多く存在しています。近年、その速度はますます上がり続けております。信号を伝送するということとはどういうことか簡単に説明します。

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受講中の様子

伝送する信号について(NRZ、PAM)

信号には様々な種類があり、その中でNRZ(Non Return to Zero)方式と、PAM(Pulse Amplitude Modulation)方式について紹介します。

伝送路の特性を理解しよう

理想的な伝送路は、信号を元の完全なまま届けることができる伝送路ですが、信号は様々な要因によって劣化してしまいます。そこで、信号が劣化してしまう要因や、Backplane伝送路に関連する様々な特性を紹介します。

高速信号を補正する仕掛け(エンファシス、イコライザ)

信号が劣化してしまっても信号を元に戻すこと(補正)ができれば、情報を復元できます。ここでは、送信側で補正する「エンファシス」、受信側で補正する「イコライザ」について解説します。

ML4004-PAM/JIT装置を用いた25Gbaud(NRZ、PAM4)波形のデモ

TI社の「DS280BR810EVM」とMultiLane社の信号発生器/サンプリングオシロスコープ「ML4004-PAM/JIT」を使ったデモを行います。
このデモでは25Gbaund波形を実際に観測します。

MultiLane社の詳細はこちら

以下のようにデモを実演します。実演後は機材を近くでご覧いただくこともできます。

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左:DS280BR810EVMとML4004-PAM/JIT / 右:実演中の様子

Q&A

このセミナーでは最後に質疑応答の時間を設けています。口頭での説明が難しい質問には、初心者の方にも理解いただけるように、ホワイトボードを使った説明も行います。

ちなみに、この写真は「シグナルコンディション製品を基板のどこに配置したらよいか」といった質問をいただいた際の様子です。もちろん、わからないことがあれば、どのタイミングで質問していただいても大丈夫です。

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セミナー参加者の感想は?

セミナーにご参加いただいた方からは、このような感想、要望をいただきました。

  • 高速信号について学ぶきっかけになり、出席して良かったです。
  • 高速信号以外にも様々なセミナーが開催されていたため、別のセミナーにも参加したいです。
  • 終端抵抗や、インビーダンスマッチングといった理論的なセミナーがあれば是非参加したい。


感想、ご意見をいただきありがとうございました。

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