ET2015 のマクニカ Mpression ブースでは、先進運転支援システム(Advanced Driver Assistance System:ADAS)向けに、サラウンドビューシステムのデモンストレーションを行いました。このページでは、そのデモの概要をお伝えします。

デモンストレーション概要

サラウンドビューは4つ(前後左右)のカメラを使うのが一般的ですが、今回のデモは大型車両や特殊車両を想定し、6つのカメラをトラックの模型に使っています。

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この広角 HD カメラで撮影した車両周囲の映像は LVDS で今回のサラウンドビューシステムに伝送されます。そして6つのカメラ映像が合成および画像処理され、DVI 端子から出力された映像がディスプレイに表示されます。それぞれの画像が補正され隣の画像とシームレスに配置されるので、まるで上から1つのカメラで撮影しているように見えます。

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この6チャネル車載サラウンドビューシステムを実現したのがこちら!
Mpression 製 Nitro (エムプレッション・ニトロ)– Cyclone® V GX I/O 拡張ベースボードです。

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デモンストレーションでは、この Nitro ボードに Mpression Camera Card(非売品) と Embedded Cardを装着しています。

Nitro には、インテル®(旧アルテラ)社の Cyclone® V GX FPGA が搭載されています。カメラから出力された映像は、Mpression Camera Card 経由でこの Nitro ボードに取り込まれ、FPGA で画像補正、マッピング、レンダリングなどを施され DVI ポートからディスプレイに表示されています。


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インテル® の FPGA は、次世代コックピットで求められる HD 解像度の美しいサラウンドビューを実現できます。
Mpression Nitro ボードなどを組み合わせると、サラウンドビューの他にも監視カメラなどでも応用が可能です。
今回の6チャネルサラウンドビューシステムのデモは、トラックを動かすと、周囲のカメラで撮った映像が補正・加工され表示されるのが、おわかり頂けたと思います。このソリューションを実現されたいお客様は是非お問合せください。


デモンストレーション使用機材

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