OAuthによるSalesforce.comとOkta Workflowsの連携

Okta Workflowsの外部アプリケーション連携について

Okta Workflowsは、スクリプトやコードを使わずに、様々な業務の自動化ができるOktaの機能です。
Workflowsについては、別のブログ記事にてご紹介していますので、こちらもご覧いただけますと幸いです。

コネクターやメーカーの提供している連携手順書を使用することで簡単に外部アプリケーションと連携でき、業務の自動化が可能です。

今回は、WorkflowsとSalesforceとの連携手順についてご紹介します。
また、連携した際に実現できることなどに関するOkta社のドキュメントもございます。ご興味があれば下記をご覧ください。
https://help.okta.com/wf/en-us/Content/Topics/Workflows/connector-reference/salesforce/salesforce.htm

Salesforceとの連携の仕組み

WorkflowsからAPIリクエストを行うことで、外部アプリケーションのイベント取得やユーザー作成など様々なことを行い、業務自動化を実現できます。

外部アプリケーションがAPIリクエストを受け取る時、イベント取得やユーザー作成などをするための権限をリクエスト元である Okta Workflows が持っているかどうかを確認する必要があります。

Salesforceと Okta Workflows の連携では、OAuthを使用し、APIリクエストに必要なscope(権限)をWorkflowsに与えることで、 Salesforceユーザー作成などの操作を Workflows からできます。

Okta Workflows がAPIリクエストの権限を持っているかどうかを外部アプリケーションが確認する方法は、他には、連携する外部アプリケーションの管理者の管理者権限で認証する方法などがあります。

Salesforce側の設定手順

  • Salesforceの設定画面を開きます。
  • 設定画面の左カラムから、「プラットフォームツール」内の「アプリケーション>アプリケーションマネージャ」を開きます。
設定画面の左カラムから、「プラットフォームツール」内の「アプリケーション>アプリケーションマネージャ」を開きます。
  • 「新規接続アプリケーション」をクリックします。
「新規接続アプリケーション」をクリックします。
  • 「基本情報」に下記項目の入力をします。
    接続アプリケーション名:(例:Okta Workflows)
    API 参照名:(例:Okta Workflows)
    取引先責任者 メール:(Okta管理者のメールアドレスを設定します。)
  • 「OAuth 設定の有効化」をチェックし、下記項目の設定をし、保存します。
    コールバック URL:https://oauth.workflows.okta.com/oauth/httpfunctions/cb
    選択した OAuth 範囲:フルアクセス(full)、いつでも要求を実行 (refresh_token, offline_access)
「OAuth 設定の有効化」をチェックし、下記項目の設定をし、保存します。

Okta Workflows側の設定手順

  • Workflows管理画面のConnectionsタブを開き、New Connectionをクリックします。
  • 下図の中からSalesforceを選択します。
下図の中からSalesforceを選択します。
  • 下図のCreateをクリックします。
下図のCreateをクリックします。
  • 別ウィンドウでSalesforceのログイン画面が開くので、Salesforceの管理者ユーザーでログインします。

Salesforceとの連携で実現できること

Salesforceと Okta Workflows を連携することで、WorkflowsからSalesforceに対して様々な APIリクエストを実行することができます。
実行可能なAPIリクエストには、Salesforceのユーザーの有効化や、レコードオブジェクトの検索や作成、ユーザー情報の更新などがあります。
詳細について、下記ページからご確認ください。
https://help.okta.com/wf/en-us/Content/Topics/Workflows/connector-reference/salesforce/salesforce.htm#actions

また、Okta Workflowsではすぐに使用できるフローのテンプレートカタログがあり、Salesforceと連携して使用できるテンプレートもございます。

Salesforceとの連携で実現できること

現在は、Salesforceにユーザーアサインした際に、Salesforce上でユーザーをアクティベートする、またはユーザーを作成する、という内容のテンプレートが提供されています。

まとめ

Okta Workflowsは外部アプリケーションと連携して様々な業務自動化を実現できます。
今回はSalesforceとの連携をご紹介しましたが、APIを使用できるアプリケーションであれば基本的になんでも連携できるため、実現できることの幅が大きく、個人的にとてもおすすめの機能です。

Okta Workflowsに対して興味をお持ちになった方は、ぜひマクニカまでお問い合わせください。

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株式会社マクニカ  Okta 担当

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