Okta CIC(Auth0)Passwordless Connection機能によるパスワードレス認証実現(New Universal Login編)
はじめに
これまで、Okta CIC(Auth0) Passwordless Connection機能は、Classic Universal Loginのみ利用可能でした。2023年4月のアップデートにより、New Universal Loginにおいても、利用可能となりました。
Classic Universal LoginでのPasswordless Connection機能利用方法の詳細は、Auth0 Passwordless Connections機能によるパスワードレスログイン実現をご確認ください。
本ページでは、New Universal Loginにおける、Okta CIC(Auth0) Passwordless Connection機能を利用したパスワードレス認証について、実現方法と動作例をご紹介します。
前提
本ページ記載の機能及び設定に関する内容は、2023年9月現在の情報となります。
設定概要
- 事前準備
- Auth0連携済Webアプリケーションを用意
- Passwordless Connection機能設定
- ワンタイムコード送付方法としてEメールを選択
- Passwordless Connectionを有効化するApplicationを選択
- Authentication Profile設定
- ログイン時にメールアドレスのみ入力を求めるように認証画面表示を変更
- Application設定
- 対象ApplicationのConnection設定にてPasswordless Connectionのみを有効化
制限事項
Passwordless Connections機能とWebAuthnを用いたパスワードレス認証の両方を併用することは、製品仕様上不可となります。
設定例
- 事前準備
- Auth0連携済Webアプリケーションの用意
Auth0との連携方法は、Auth0とサンプルアプリケーションの連携設定方法をご確認ください。
- Auth0連携済Webアプリケーションの用意
- Passwordless Connection機能設定
- Auth0管理画面にて、[Authentication] > [Passwordless] > [Email]をクリック
- [Applications]タブで対象のアプリケーションを有効化し、[Save]をクリック
※[Settings]タブ内の設定はデフォルト
- 正常に反映されたことを確認
- Authentication Profile設定
- Auth0管理画面にて、[Authentication] > [Authentication Profile]をクリック
- [Identifier First]を選択し、[Save]をクリック
- 正常に反映されたことを確認
- Application設定
- 対象ApplicationのConnection設定にて、Passwordless Connectionのみ有効化
動作例
- Webブラウザでアプリケーションにアクセスし、ログイン操作を実施
- ログイン画面にてメールアドレスを入力し、[続ける]をクリック
- 送付されたメール記載のワンタイムコードを確認
- ログイン画面にて、③で確認したワンタイムコードを入力
- アプリケーションにログインできたことを確認
おわりに
本ページでは、New Universal LoginにおけるPasswordless Connection機能を利用したパスワードレス認証の実現方法をご紹介しました。
無償のOkta CIC(Auth0)トライアル環境においても、Passwordless Connection機能をお試しいただけます。
Okta CIC(Auth0)で実現するパスワードレス認証にご興味がある方は、弊社までお問い合わせください。
参考
お問い合わせ・資料請求
株式会社マクニカ Okta 担当
- TEL:045-476-2010
- E-mail:okta@macnica.co.jp
平日 9:00~17:00