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オクタ
Okta Workflowsでの自動化フローにオリジナルコネクタを使用してみた
はじめに
Okta Workflows は、スクリプトやコードを使わずに、様々な業務の自動化を実現する機能です。
(参考記事:Okta Workflowsとはいったいどういうものなのか...解説します!)
Okta Workflowsには、簡単に外部アプリケーションと連携できる「コネクタ」という便利な機能があります。コネクタはOkta Workflowsが提供している連携アプリケーションカタログで公開されており、Oktaユーザーならだれでも使用できます。
今回は、このコネクタ機能の中で、オリジナルコネクタを作成し、簡単に使用できる、「Connector Builder」をご紹介します!
Connector Builderとは
Connector Builderとは、Okta Workflowsでオリジナルコネクタが使用できるようになる機能です。
Connector Builderでは、Okta Workflowsと同じような画面で、ノーコードでオリジナルコネクタを開発し、Okta workflowsの全ユーザーが使用できるように公開することができます。ユーザーは、通常のコネクタと同じように、開発されたオリジナルコネクタを使用できます。
オリジナルコネクタのカードを使用すると、あらかじめConnector Builder管理画面で設定しておいたアクションが実行される仕組みとなっています。

Connector Builderのユースケース
Connector Builderを使用すると、外部アプリケーションへのAPIコールが簡単にできるようになります。
例えば、Okta Workflowsにコネクタがないアプリケーションのコネクタを作成して公開し、第三者が簡単にAPIコールを送ることができるようになります。
API Connectorとの比較
Connector Builderと同じように、コネクタがないアプリケーションと連携するためのOkta Workflowsの機能として、API Connectorもあります。
両者を項目別に比較してみましょう。
Connector Builder | API Connector | |
作成時の作成し易さ | △ 複雑 |
○ 簡単 |
カスタマイズ性 | ○ カスタマイズの幅が広い |
△ カスタマイズの幅が狭い |
使用時の使用しやすさ | ◎ 使用しやすい、Oktaが用意している他のコネクタと同じように簡単に使用できる |
△ APIの仕様を確認しながら使用する必要がある |
利用イメージ | システム提供側が作成し、システム利用側に利用してもらう | システム利用側が自社のフロー作成時に使用 |
上表でわかるように、Connector BuilderはAPI Connectorに比べると、作成が難しく、その代わり作成時により自在にカスタマイズでき、使用も簡単です。
このように特徴が異なるのは、両者の利用イメージが異なるからです。Connector Builderは作成者と使用者が異なるケースがあり、API Connectorは自社のフローを作成する時に使用します。
Connector Builderは、Okta Workflowsに詳しい管理者でなくとも、簡単に利用できます。また、使用する際には、連携する外部アプリケーション側のAPIドキュメントなどを確認する必要がなく、Oktaが提供している通常のコネクタと同じようにシームレスに使用することができます。
Connector Builderの設定
Connector Builder管理画面でオリジナルコネクタのカードを実行する時に、どのようなアクションを行うのかを設定します。Workflows管理画面と同じように、様々なfunctionのカードが使用でき、ドラッグアンドドロップなどで簡単に設定できます。
例)MobileIronのコネクタを作成し、Create Userのカードが使用された際に実行するアクションを設定

まとめ
今回ご紹介した Connector Builder機能を使用することで、Oktaのアプリケーションカタログにオリジナルコネクタを公開することができます。
今回のブログに興味をお持ちになった方は、ぜひマクニカまでお問い合わせください。
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