デプロイメントサーバークラスターによってフォワーダー管理の可用性向上!ダッシュボードスタジオでより柔軟なカスタマイズが可能になりました。

主な追加機能

デプロイメントサーバーのクラスター構成

●デプロイメントサーバーのクラスター構成が可能になりました。
  〇最大3台でのクラスターを構成できます。
  〇クラスター構成では最大75000台のデプロイメントクライアントを管理できます。

  ※クラスター構成ではデプロイメントサーバーとデプロイメントクライアント間にロードバランサーまたはDNSマッピングが必要となります。
  ※クラスター構成では、デプロイメントサーバー間で共有するAppとログのための共有ドライブが必要となります。

デプロイメントサーバーの冗長化

こんな場面で使えます!!
  〇多数(最大75000台)のデプロイメントクライアントを管理したい
  〇デプロイメントサーバーに可用性を持たせたい

ダッシュボードスタジオの機能拡張 

●レポートへのリンク
  〇ダッシュボードから直接レポート画面へ移動することが可能になりました。

●イベントビューアーが使用可能になりました。
  〇ダッシュボード内でのイベントの展開が可能になりました

●ダッシュボード上にワークフローアクションを構成できるようになりました。
  〇「イベントアクション」、「アクション」の両方からワークフローアクションを実行可能になりました。

●コードエディター表示方法の追加
  〇コードエディターとダッシュボード画面を同時に確認しやすくなりました。
  〇「コード編集」➡「画面確認」の際に画面移動が不要になります。

●ダッシュボードスタジオへの変換
  〇既存クラシックダッシュボードをダッシュボードスタジオへ自動で変換することができます。
  〇自動的に変換されなかった機能はレポートに修正内容が出力されます。
   ➡これにより、ダッシュボードスタジオへの変換が簡単になりました。

●トレリスレイアウトの実装
  〇数値と色を使って直感的な可視化が可能になりました。

●グリッドレイアウトパネルを条件付きで表示・非表示を設定可能
  〇データソースの制限に従って「表示・非表示」を選択可能になりました。
  〇ユーザーに応じたダッシュボードの作成が不要になります。

こんな場面で使えます!!

  〇既存のクラシックダッシュボードをダッシュボードスタジオに移行したい
  〇ダッシュボードと他の機能のアクセスを簡略化したい
  〇データを直観的に分かるように可視化したい

SPL:json_delete functionの追加

●json_delete functionによってサーチ時にjsonデータのkeyの削除が可能になりました。
  〇下の画像ではjsonオブジェクト”access_json”に対し、
    key “referer_domain”と”itemID”がjson_deleteによって削除されたaccess_json2が確認できます。

SPL:biwise functionの追加

●サーチ時のfunctionにビット演算を可能にする以下のfunctionが追加されました。
  〇bit_and:AND演算を実行
  〇bit_or:OR演算を実行 
  〇bit_not:NOT演算を実行 
  〇bit_xor:XOR演算を実行
  〇bit_shift_left:論理的な左シフトを実行
  〇bit_shift_right:論理的な右シフトを実行

●bit_and:AND演算を実行
  〇下の画像では、12と9のAND演算が実行され、結果として8が返ってきています。
  (12のビット列”1100”と9のビット列”1001”に対してAND演算が実行され8のビット列”1000”が返ってきています。)

●bit_or:OR演算を実行
  〇下の画像では、12と9のOR演算が実行され、結果として8が返ってきています。
  (12のビット列”1100”と9のビット列”1001”に対してOR演算が実行され13のビット列”1101”が返ってきています。)

●bit_not:NOT演算を実行
  〇下の画像では、0と12のNOT演算が実行されています。
  (デフォルトで53ビットの整数値に対するNOT演算で返ります。0のNOT演算では253-1、12のNOT演算では253-13が返ります。)

●bit_xor:XOR演算を実行
  〇下の画像では、12と9のXOR演算が実行され、結果として5が返ってきています。
  (12のビット列”1100”と9のビット列”1001”に対してXOR演算が実行され5のビット列”0101”が返ってきています。)

●bit_shift_left:論理的な左シフトを実行
  〇下の画像では、12に対して論理的な左シフト演算が実行され、結果として24が返ってきています。
  (12のビット列”1100” に対して左シフト演算が実行され24のビット列”11000”が返ってきています。)

●bit_shift_right:論理的な右シフトを実行
  〇下の画像では、12に対して論理的な右シフト演算が実行され、結果として6が返ってきています。
  (12のビット列”1100” に対して右シフト演算が実行され6のビット列”110”が返ってきています。)

こんな場面で使えます!!
json_delete
  〇JSON形式データの不要なkeyを削除して、データを簡略化したい
bitwise function
  〇SPL内の数値計算を簡略化したい
  〇SPL内の数値計算を高速化したい
  〇サーチ実行時のリソースの節約がしたい(複数のbool値を1つのBiteで表現など)

インデクサークラスターのローリングリスタート停止制御

●インデクサークラスターのローリングリスタート中にクラスターマネージャーサーバーからCLIコマンド、
  またはREST APIを使用してローリングリスタートの停止が可能になりました。
  〇ローリングリスタートによるスタックや著しい動作遅延を回避することが可能です。
  〇CLIコマンド
   $SPLUNK_HOME/bin/splunk abort-rolling-restart cluster-peers -auth admin:password
   ※$SPLUNK_HOMEはSplunkのデフォルトのインストールディレクトリです。
  〇REST API
    curl -k -u admin:password -X POST
   “https://<host>:<mPort>//services/cluster/manager/control/default/abort_restart?output_mode=json“
   ※<host>、<mPort>にはクラスターマネージャーのホスト名、管理ポートを挿入します。

  ※クラスターマネージャーによる設定変更時などの自動ローリングリスタートには使用できません。
  ※CLIコマンドまたはREST APIの使用には、ロール権限 “edit_indexer_cluster” が必要です。

 

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