Splunk Enterprise 8.1

主な追加機能

デフォルトバージョンがPython3に移行

  • Splunk Enterprise 8.1でPython3がデフォルトになりました。
    1. Splunk Enterprise 8.1では内部のPython処理は全てpython3で呼び出されます。
      ・CLIコマンド、カスタムサーチコマンド及び、Splunk Enterpriseと
       アプリ内のスクリプトが対象です。

ライセンス違反条件の変更

  • Splunk Enterprise 8.1のライセンスから違反条件が変更されました。
    1. (変更前)30日間で5回のライセンス超過 ⇒ (変更後)60日間で45回のライセンス超過
    2. 100GB/Day未満のライセンスボリュームの場合、違反するとサーチが出来なくなります。

GCPにおけるSmartStoreのサポート

  • クラウド上にSplunkを構築する際に有効なSmartStoreがAWSだけでなく、GCPにもサポートされました。
    1. SmartStoreとはリモートのオブジェクトストレージをIndexの格納先として指定することができる機能です。

ワークロード管理機能拡張

  • アドミッションルールが追加され、ワイルドカード検索や全時間検索など、負担の大きい検索条件を自動的に除外するルール設定が出来るようになりました。
  • ワークロードのルールによって検索を中止した際にデフォルトのメッセージもしくはカスタムメッセージを表示することが出来るようになりました。
    1. 例1:全時間検索
      search_time_range=alltime AND (NOT role=sc_admin) AND (NOT app=splunk_instance_monitoring)
    2. 例2:ワイルドカードサーチの制限
      index=* AND (NOT search_type=datamodel_acceleration)

管理者によるバナー通知

  • 管理者は全てのユーザーに対して永続的なバナーメッセージを表示できるようになりました。
    1. バナーのカラー、メッセージ、ハイパーリンクの設定がカスタマイズ出来ます。

Universal Forwarderを使ったHTTP通信による転送

  • Splunk Enterprise 8.1からUFからでもHTTP通信でIndexerにデータを転送出来るようになりました。
    1. HTTP経由でデータを送信するように構成するにはUniversal Forwarderのoutputs.confファイルに[httpout]スタンザを追加します。
    2. Universal Forwarderは、HTTP経由で送信する際も、ネットワークロードバランサー(NLB)とアプリケーションロードバランサー(ALB)をサポートします。

Splunk Cloud GatewayからSplunk Secure Gatewayへの移行

  • Splunkモバイルを利用する際に登録する必要があったSplunk Cloud GatewayがSplunk Secure Gatewayへ移行しました。
    1. データ通信の際に暗号化されるなど、高度なセキュリティにてSplunkモバイルを利用することが出来るようになりました。

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