Python 3.7のサポートやワークロード管理などの機能を中心に利便性・パフォーマンスが向上!

Splunk Enterprise 8.0 主な追加機能
今回リリースされた「Splunk Enterprise 8.0」では、下記の機能が追加されています。
Python 3.7サポート
- Splunk Enterprise 8.0でPython 3.7がサポートされました。
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- 2020年1月1日、Pythonソフトウェア財団によるPython 2.x系のサポートは終了します。
- 上記に伴い、Splunk Enterprise 8.0では影響がある機能を対象にPython 3.7へ移行いたしました。
- Splunk Enterprise 8.0ではPython 2.7及び3.7のランタイムが含まれておりますが、将来的に今後のSplunk Enterpriseのリリースには、Python2.7のランタイムは含まれなくなります。
ワークロード管理機能拡張
- ワークロードルールの機能拡張及びスケジュールとアクションの指定が可能となりました。
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- ワークロードルール作成時のPredicate(条件指定)タイプに以下が追加されました。
・search_type、search_mode、search_time_range、runtime - ワークロードルール作成時にPredicate(条件指定)に加えてスケジュール及びアクションを指定可能となりました。
- ワークロードルールにスケジュールを指定することで、ルールの有効期限を設定可能です。
・スケジュール設定は、必須項目ではなくオプション設定となります。 - ワークロードルールにアクションを指定することで、ルール内のコンディションに合致した際に特定のアクションを実施可能です。
・例)サーチプロセスを停止(キル)させる
・例)メッセージを表示する、等
- ワークロードルール作成時のPredicate(条件指定)タイプに以下が追加されました。
アナリティクス(メトリック)ワークスペース機能拡張
- メトリックワークスペース機能の名称変更及び可視化機能の拡張がされました。
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- メトリックワークスペース機能からアナリティクスワークスペース機能に名称変更されました。
- チャートタイプでLineだけではなく、Area、Columnなど可視化機能が拡張されました。
- 時間範囲のカスタム指定が可能になりました。
モニタリングコンソールの機能拡張(New Health Check)
- モニタリングコンソールに健全性の状態を確認可能なサマリページが追加されました。
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- サマリページ上で状態の確認や各拠点・構成別の健全性が確認可能です。
- サマリページ上で異常の兆候が確認された場合、以下の方法で通知が可能です。
・Splunk Mobile(IOS App)
・Eメール
・ウェブフック
トークン認証のサポートによるセキュリティ拡張
- REST API及びCLI向けにSAML ユーザー用の認証トークンがサポートされました。
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- トークン認証がサポートされたことにより、よりセキュアな認証が可能となりました。
- デフォルトでは、トークンによる認証は無効となっております。
- 有効にする場合は、「設定 -> ユーザーと認証 -> トークン」から有効可能です。