
製品概要

Astra Machina Foundationシリーズ評価キットは、マルチモーダルAIネイティブの組込みIoTプロセッサであるSynaptics SLシリーズのプロトタイピングを簡単かつ迅速に行うことができます。モジュラー設計により、共通のI/Oボード上で交換可能なコンピューティングモジュールをサポートし、Wi-FiおよびBluetooth接続、デバッグ、柔軟なI/O用のドーターカードを備えています。
この評価システムは、SL1680、SL1640、SL1620を含むSynaptics SL1600シリーズのSoCすべてをサポートしています。このコンピューティングの柔軟性と統一されたソフトウェアエクスペリエンスを組合わせることで、コンシューマー、エンタープライズ、産業用IoTシステム設計向けのAI対応エッジコンピューティングソリューションを最適に評価できます。
特徴
Astra Machina評価システムは、Synaptics ESSDKの一部として提供されるオープンなYocto Linuxディストリビューションによってサポートされており、Synaptics Astra GitHubで入手できます。Synaptics AIツールキットを使用すると、初心者から上級者まで、AIジャーニーのすべての段階に対応した機能豊富で堅牢なオープンエッジAIプラットフォームの恩恵を受けることができます。
GStreamer や V4L2 などの業界標準のオープンソース ライブラリとフレームワークを利用して、ビデオおよびディスプレイ パイプラインを作成します。マルチTOPSニューラルプロセッシングユニット(NPU)を活用して、オブジェクト検出、分類、セグメンテーションなどのさまざまな機能の推論を安全に実行します。AI対応のオーディオアルゴリズムを使用して、遠距離音声、ウェイクワード、エコーキャンセレーション、ノイズリダクション、声紋認証を行います。
外観

こちらで本製品の実機外観レビュー記事をご覧いただけます。
Core Modules:
・Synaptics SL1680 / SL1640 / SL1620 SoCs
・Storage (eMMC 5.1), Memory (DRAM), PMIC, SD Card Slot
・HDMI Micro Rx interface
・Audio Input/Output
Daughter card interface options:
・MIPI DSI, MIPI CSI-2
・JTAG, 40-pin header
・4-pin PoE+
・4-pin connector®
I/O board:
・HDMI Type-A Tx
・M.2 E-key 2230 slot for SDIO, PCIe®, UART
・USB 3.0 Type-A: 4 ports, host mode
・USB 2.0 Type-C: OTG host or peripheral mode
・Push buttons: USB-BOOT selection and system RESET
・2pin Header: SD-BOOT selection
・Type-C power supply with 15V @ 1.8A