
Qualcomm® QCS4290/QRB4210/QCS2290/QRB2210 SoC 製品特長
QCS4290/QRB4210は同社がIoT/組込み機器開発向けにリリースしているSoC(System on Chip)で、ミドルクラスに位置づけられる製品です。SoCに搭載される主要なブロックには同社で開発した独自コアを採用しており、CPUはKryo 260 (8コア)、GPUはAdreno 610、DSPはHVX(Hexagon Vector eXtensions)機能を有するHexagon 683で構成されています。Qualcomm独自のAIエンジンによってミドルクラスながらも高性能なAI機能の実装を可能にします。QCS2290/QRB2210はエントリークラスに位置づけられ、機能的にはQCS4290/QRB4210と類似した部分が多くなっていますが、よりコストメリットがある製品となっています。CPUにはCortex A53(4コア)、GPUにはAdreno 702を搭載しています。
4製品とも同社の強みであるWi-Fi/Bluetooth等の無線技術やカメラ/ディスプレイの組み込みなど、様々な機能を実現できるプラットフォームです。スマートフォン向けSoCの開発ノウハウを活かした低消費電力設計により発熱が少ないことも特長となっています。全て同形状でピン互換性があるため、性能比較評価を行いながら最終的に必要なパフォーマンスに合わせてプラットフォームを選定することも可能となります。
ハンドヘルド端末やデジタルサイネージ端末、サービス/コミュニケーションロボットなど、幅広いユースケースで活用いただけます。

Qualcomm® QCS4290/QRB4210/QCS2290/QRB2210 SoC 製品仕様
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QCS4290 / QRB4210 |
QCS2290 / QRB2210 |
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パッケージ |
752 NSP, 12.0 × 12.4 × 0.91 mm; 0.4 mm pitch |
752 NSP, 12.0 × 12.4 × 0.91 mm; 0.4 mm pitch |
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CPU |
Qualcomm® Kryo™ 260, Octa-core; |
4×Arm Cortex-A53(2.0 GHz) |
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GPU |
Qualcomm® Adreno™ 610 @ 950 MHz |
Qualcomm® Adreno™ 702 @ 845 MHz |
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DSP |
Qualcomm® Hexagon™ 683 DSP with dual HVX @ 1.0 GHz |
N/A |
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メモリー |
2×16-bit, LPDDR4x; 1804MHz |
2×16-bit, LPDDR4x; 1804MHz |
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ディスプレイ |
仕様 |
1080×2520 @ 60fps (DSI) |
720×1680 @ 60fps (DSI) |
インターフェース |
One 4-lane; DSI D-PHY 1.2. Split link supported |
One 4-lane; DSI D-PHY 1.2. Split link supported |
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カメラ |
仕様 |
Qualcomm Spectra™ 340T Triple ISP, |
Qualcomm Spectra™ 340L Dual ISP, |
インターフェース |
MIPI combination D-PHY 1.2 /C-PHY 1.0 configurable in 4/4/4 |
MIPI combination D-PHY 1.2 /C-PHY 1.0 configurable in 4/4 or 4/2/1 |
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ビデオ |
エンコード |
1080p(60fps) H.264/H.265 |
1080p(30fps) H.264/H.265 |
デコード |
1080p(60fps) H.264/H.265/VP9 |
1080p(30fps) H.264/H.265/VP9 |
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コネクティビティ |
WLAN 1×1 802.11ac, Bluetooth 5.0 |
WLAN 1×1 802.11ac, Bluetooth 5.0 |
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位置測位 |
GPS, GLONASS, NavIC, BeiDou, Galileo, QZSS, and SBAS |
GPS, GLONASS, NavIC, BeiDou, Galileo, QZSS, and SBAS |
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OS |
Android(QCS4290) / Linux(QRB4210) |
Android(QCS2290) / Linux(QRB2210) |
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