AWS Summit Tokyo 2016に出展
マクニカは 2016年6月1日(水)~6月3日(金)に開催されたAWS Summit Tokyo 2016の「IoT パビリオン」ブースに出展しました!
AWS Summitは、AWS(=Amazon Web Services) クラウドに関する様々な事例、最新技術、活用方法を紹介するカンファレンスで、AWS Summit Tokyo 2016 はその中でも世界最大規模のイベントです。
AWS Summit Tokyo 2016 では、AWS を活用しIoTのソリューションを集めた「IoT パビリオン」ブースがあり、このブースでは「生産」、「設備」、「予防」、「安全」、「小売」の 5 つのカテゴリーに分類し先端事例を紹介しています。
マクニカでは今回、『予防:インフラ老朽化ソリューション』のコーナーで、アクロクエストテクノロジー様と共同で、静電容量センサを使い水位を計測、クラウド上にデータを送り、そしして可視化するという内容のデモを展示させて頂きましたので、ここでは展示内容について簡単にご紹介します。
静電容量センサを使った水位可視化デモを展示!
下の写真は、『予防:インフラ老朽化ソリューション』のコーナーで展示した静電容量センサを使った水位可視化デモの様子です。写真中央にあるケース内の水位を測り、データを可視化します。このデモは水位の状態を離れた場所から監視するアプリケーション等に応用されることを想定しています。
静電容量センサを使った水位測定方法につきましては、静電容量式センサ(FDC2214)で水位を測るでご紹介しています。
また、写真でLEDライトが点灯している赤色基盤は、テキサス・インスツルメンツ社が提供しているWi-Fiマイコン CC3200のモジュールが搭載された開発プラットフォーム「CC3200MOD LaunchPad」です。FDC2214EVM(青色基盤)に繋げることで、Wi-Fiを使って取得したデータをクラウド上へ転送する為に使用しています。

水位センサ装置は、工作の得意な弊社エンジニアの力作。ご来場頂いた方からは、目を引いて親しみやすいと好評でした。
水位データ可視化の流れ
デモ構成の流れとしては下記の流れで、モニタリングを行っています。

1. 簡易水位センサ(FDC2214EVM)で水位データを取得します。
2. CC3200MOD LaunchPadからWi-Fiを使い、ゲートウェイにデータを送ります。
3. ゲートウェイには3G回線、またはLTE回線のSIMカードを挿入し、AWSクラウドにデータを送ります。
(今回は3G回線のSIMカードを使いました)
4. AWSクラウド上で、データ転送、蓄積、抽出を行います。
5. データのモニタリングをします。
モニタリング画面はアクロクエストテクノロジー様にご協力いただきました
こちらのモニタリング画面はアクロクエスト様の、TorrentioのIoTダッシュボード機能を使用させて頂きました。
直感的にウィンドウをドラッグしながら動かすだけで、グラフの表示位置が変更出来ますし、グラフやメーターは既に用意されている物から、表示したいものを選べばすぐに可視化を行うことが出来ます。

アクロクエストテクノロジー様は、この他にSensorTagを使って橋の老朽化を監視するデモを展示していました。
展示の様子はこちらです。
ブースにご来場頂き、ありがとうございました。
全体の来場者数が最も多かった最終日には、ブースに訪れてくださるお客様の波も途切れる事無く、常にピーク状態であり、大盛況でした。
特にAWSというクラウドのイベントということもあり、クラウド部分は専門だけど、デバイスはあまりよくわからないという方が多く、様々なデバイスのお悩みを、来場者の方から伺い、展示デモ以外にも、CiP-1やSensorTagといった、デバイスを展示したところ、非常に来場者の方からご好評を頂き、是非使ってみたいというお声も頂きました。
他のブースでも、様々なソリューションの展示を行っており、ますます身の回りのIoTが発展していきそうです。
※本掲載記事は当時の製品ステータスを元に執筆されております。製品をご検討の際は、最新の情報をメーカー若しくは代理店へご確認の上進めて頂けますようお願い申し上げます。
関連リンク
製品の詳細情報はこちら
製品購入はこちら