スマートホーム革命を支える無線マイコン:“EFR32MG26”

スマートホーム共通規格「Matter」にも最適な無線マイコン「EFR32MG26」

シリコン・ラボ社が提供する「EFR32MG26(MG26)」は複数の異なる通信プロトコル(マルチプロトコル)に対応のIoT機器に最適な無線マイコンです。MG26は、シリーズ最高クラスのメモリ容量、豊富なペリフェラルと汎用I/Oピンを搭載しており、スマートホーム共通規格「Matter」にも最適なデバイスとなります。

 

そこで今回は、IoTの実現に大きな可能性を秘めた、シリコン・ラボの「EFR32MG26」を紹介します

特長1:スマートホーム分野に最適

様々な種類の装置をインターネットに接続し、データの収集や制御を実現するため、マルチプロトコルへの対応はますます重要となっています。そこでMG26は、今大きな注目を集めているスマートホーム機器の新たな共通規格「Matter」に最適なデバイスとなっています。

「Matter」を実装するためには、Thread・Bluetooth Low Energy(BLE)の2つの通信プロトコルが必要となります。(※MatterではWi-Fiを使用する場合もあります。また、MatterにおいてはBLEをコミッショニングにのみ使用します。)

複数のプロトコルに対応しているMG26は、単体にて「Matter」実装を容易にスタートすることできます。小型でコンパクトなデザインにより、限られたスペースでマルチプロトコルを実装でき、シリコン・ラボの強みである省電力性能を発揮することで、「Matter」を強力にサポートします。

(※シリコン・ラボはMatter規格を推進するCSAアライアンスにプロモーターとして参加しており、中心的役割を担っています。)

特長2:サイズアップされたFlashとRAM搭載

MG26は、シリコン・ラボの最新の無線マイコンシリーズ において、最高クラスのメモリ容量を搭載しております。
最大 3200 kB Flash、 512 kB RAMにより、複雑なアプリケーションに対応しており、将来性を備えたデバイスと言えます。

・Matter のような、仕様が時間とともに進化するアプリケーションへの対応
・OTA アップデートのための外部Flashの必要性を排除

上記ポイントにより、ユーザーはデバイスのメモリ容量による将来性・実用性に不安を持たず、「Matter」対応デバイスを実装をすることができます。
また、以前にシリコン・ラボ既存製品EFR32MG22・EFR32MG24を検討され、メモリ容量に懸念があった方にも、安心してご使用いただけるデバイスとなっています。

特長3:最大64本のGPIO/豊富なペリフェラル

MG26は、最大64本の汎用I/Oピンと豊富なペリフェラルを搭載し、単一デバイスでサポート可能な機能が拡張されているため、
スマートホーム、オートメーション、エッジデバイスへの実装により幅広く対応します。例えば、豊富なペリフェラルの一つには4×40セグメントLCDコントローラーを備えており、優れたユーザーインタフェースを持つ無線機器の開発をサポートします。
また、QFN48パッケージはEFR32MG24とピン互換となっており、既存のEFR32MG24ユーザーはスムーズな置き換えができます。

マルチプロトコル対応無線マイコンラインナップ

以下の図は、シリコン・ラボが提供するマルチプロトコル対応無線マイコンのラインナップとなります。
強みである低消費電力性能を備えながら、Flash・RAM、セキュリティレベルや搭載ペリフェラルが各々のデバイスで異なります。
その中でも、他デバイスと比較した際のMG26の特長を、赤文字で表記しています。

スマートホームのみならず、幅広い分野での実装が可能となっている、「EFR32MG26」をぜひご検討ください。

また、メーカー開発、製造のモジュールも展開予定となります。

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