こんにちは。 FPGA 基板製作で、絶対最大定格の電圧をオーバーし、 FPGA を破損させてしまった、トットです。
参考までに↓↓↓↓↓↓
絶対最大定格ってなんだ?という人は新人エンジニアのマス男の記事『 マス男の製作実習1~絶対最大定格について 』を参照してください。
このように、 FPGA を破損してしまった私は、まずは入力電圧、電流を間違えないように、I/O についてしっかり理解しようと思いました。
I/O ってなんだ?
まず調べたことが基板製作で使用している、 Cyclone ® IV の I/O の構造です
Cyclone ® IV の全ての I/O ピンには I/O エレメント( IOE )が搭載され各種機能が備わっています。
I/O エレメントとは、I/O を構成するための基本構造です。
IOE は、インテル® Quartus® Prime の『 Assignment Editor→Chip planner 』で確認することができます。
デバイスを破損してから、『 電圧・電流 』という言葉を恐れていた私は、 IOE の出力バッファの、Current strength の Current という文字に反応してしまいました。
Current strength って何だ、調べてみよう。
Programmable Current strength
この設定は、インテル® Quartus® Prime の『 Assignment Editor→pin planner 』で設定することができます。
直訳すると、電流の強さですね。
Programmable Current strength の機能は、直訳通り出力ピンに対して、電流値の設定を行うことができます。
また、設定値は、I/O 規格と I/O バンクに依存します。
規格ごとに、設定値が異なることが分かります。
ちなみに基板製作では、何も考えずに、規格 3.3-VLVTTL の 8mA (default) を使用しました。
下図は、その時の、Current strength の設定です。
実際は電流を受け取る側を考慮して、値を決めます。
無知って怖いですね・・・・。
プルダウンメニューを見ると、 I/O 規格に沿った、電流値を設定することができます。
その他にも、hand bookに、Current strength の文字がないか調べていたところ、以下の表を見つけました。
今回のまとめ
I/O 機能の Programmable Current strength は、出力ピンに対して、電流値の設定を行うことができる。