こんにちは。基板製作初期に、I/O機能を確認しておかなかったことを日々、後悔しているトットです。
前回の最後に、以下の表を見つけて、ある疑問がうまれました。
それは、
『IOH』の符号は、マイナス
『IOL』の符号は、プラス
であることです。
『IOH』なぜマイナス?、『IOL』なぜプラス?
先輩から、 FPGA 側からみて、電流が入ってくるか、電流が出ていくかの違いだよと教わりました。
私は、出力電流なのに電流が入ってくるってどういうことだろうと疑問に思いました。
私の頭の中はこのようになっていました。
この疑問は、FPGA の CMOS 回路を考えてみると簡単でした。
下図は、IOE の出力バッファの一部の CMOS 回路です。
図1のように電流は、電圧が High の時と電圧が Low の時で流れる方向が同じではなかったのです。
電気って奥が深い・・・と思い、また、 FPGA を安全に取り扱うことに1歩近づけたと心の中で思ったトットでした。
トットの IOE 冒険記は次回に続く・・・
今回のまとめ
出力電圧が high の時 FPGA 側から電流が流れる(FPGAから出ていく)
↓
『 IOH 』の符号はマイナス
出力電圧が Low の時 FPGA 側に電流が流れる(FPGAに入ってくる)
↓
『 IO L』の符号はプラス