第1回 インテル社 FPGA が要求する電源仕様と最適な電源IC とは?

はじめに

インテル社 FPGA、CPLD 製品の評価ボードには、多くの電源モジュールや電源制御ICが使用されています。このコラムでは、電源回路設計をおこなう際のデバイスの選定方法や設計時の注意点についてご紹介します。

記念すべき第1回目は、「インテル社 FPGA が要求する電源仕様と最適な電源 IC とは?」についてのご紹介です。

FPGA に最適な電源ソリューション

インテル社の FPGA、CPLD 製品は大きくわけて 4種類、ロジック規模が 大きなものから順に Stratix®、Arria®、Cyclone®、MAX® シリーズがあります。
それぞれ電源仕様が異なりますが、必ず必要となる電源は CORE と I/O です。
インテル社 FPGA、CPLD の現ラインナップでの電源仕様は、大まかに以下の通りになります。

  • CORE 電圧の範囲は 0.85V - 1.2V、要求精度は ±30mV
  • I/O 電圧の範囲は 1.2V - 3.3V、 要求精度は ±5%
  • PLLアナログ電圧の範囲は 1.8V or 2.5V、要求精度は ±5%

昨今、FPGA が要求する CORE 電圧の精度はますます高くなってきますが、アナログデバイセズ社の μModule🄬 シリーズは、FPGA にマッチした電源ソリューション となります。
(もちろん FPGA 以外の負荷にも活用可能です。)
設計に際して、インテル社の Web ページから Pin Connection Guideline および FPGA、CPLD の各デバイスのデータシート から、詳細な電源仕様を ご確認ください。



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