はじめに

本記事では、マクニカがプロモーターとして参画しているSigle Pair Ethernet Consortium(SPEC)についてご紹介します。

Single Pair Ethernet Consortium(SPEC)の目的

Single Pair Ethernet Consortiumは、通信接続と電源供給をひとつに融合する基盤技術の実現・普及のため設立されました。

SPECは、IEEE.ISO/IEC規格を元に各装置・デバイス・ケーブル・コネクター等で構成された、Single Pair EthernetとDC給電システムとしての仕様を策定し、各システムが同じ性能で確実かつ安全に利用できる事を目的に活動しております。
また、SPE(Single Pair Ethernet) DC給電システムは、各リソースの削減および省エネルギー化と各種電源システムとの連携を実現するスマートシステムとして持続可能な世界を目指します。

SPE(Single Pair Ethernet)とは

Single Pair Ethernetとは、1対の信号線( 1ペアの導体)での通信および給電が可能な通信技術です。元々、自動車のネットワーク向けに100BASE-T1が誕生しましたが省電力や取り回しやすさの点から産業機器等への使用に関しても注目が高まっております。

本技術を使用することで、従来の4ペアのケーブルでは配線が難しかった箇所への使用や資源削減の効果も期待されます。従来の4ペアケーブルから1ペアケーブルになることで導体重量は1/4まで削減でき、ケーブル被膜も合わせると75%以上の資源削減が見込まれます。PoDL(Power over Data Line)により、電源ケーブルの削減もできます。さらにコネクタのサイズも小さくできるので、省スペース化も可能です。

また、SPEには従来のEthernetより長距離伝送が可能な技術もあり広い分野のネットワーク構築で活用されます。

SPEで目指すSmart-Xについて

適応市場セグメント

1)Smart City & Town

  通信・電力・水道・交通などの社会インフラ

2)Smart Building, Factory, Farm

  オフィス・ストア・病院・学校・工場・農場・漁場

3)Smart Home & Residence, Hobby & Toy

  住宅/集合住宅・趣味/おもちゃ

想定アプリケーション

・セキュリティシステム

・ロボット・動力制御システム

・医療・ライフサポートシステム

・ホビー・レジャー機器

・DC-ECO(発電・蓄電)システム

SPECの取り組みについて

SPECでは、国際標準規格に基づき実装ガイドラインを策定し、全てのベンダーが同じ性能・品質で安全に提供されることを目指します。

具体的には以下のような1対1、1対複数のシステムにおいて通信・給電が行えるよう仕様検討、実証試験を通してガイドラインを策定します。

それにより従来の規格より長距離の通信が行えるシステム実現を目指します。

従来の規格情報やSPE向けソリューションに関して興味のある方はSPE関連記事よりご覧ください。



プロモーター/サポーターの募集

募集企業

1. プロモーター

 ・装置&デバイスベンダー(コネクター・ケーブルベンダー含む)

2. サポーター(募集中)

 ・システムベンダー(複合装置、システム構築ベンダー)

 ・アプリケーション&サービス会社

 ・家電量販店&電気通信配線工事会社

 ・通信、電力、エネルギー、交通サービス会社

 ・官公庁、研究所、大学


参加ご希望の方は下記SPECのホームページよりお問い合わせください。

活動内容

・Single Pair Ethernetシステム仕様策定

・Single Pair Ethernet相互接続仕様策定/検証実施

・普及活動(HP、各種イベント)

SPECのホームページはこちら

SPECの詳細は下記リンクをご参照ください。

 

SPE関連記事はこちら

検証実験で使用している製品はこちら

SPECの実証実験で使用した1000BASE-T1対応メディアコンバーターが以下です。

製品仕様などの詳細は下記をご参照ください。

お問い合わせ

SPECのサポーター、プロモーターとしての活動にご興味ある方は弊社からご説明させていただきますので、ぜひお問い合わせください。