このページは、アナログ・デバイセズ社のDSPに関する技術情報をまとめたページです。
DSPを使用したシステムの開発時にお役立てください。
■ はじめてのDSP
はじめてのDSP
アナログ・デバイセズ社のDSPは世代を重ねており、代表的なシリーズであるSHARC DSPは現在第5世代までリリースされています。
このページでは、SHARCを例にして解説しますが、基本的なツールの使い方などはBlackfinも同じなので、適宜読み替えてください。SHARC DSPのロードマップを知りたい方は、下記リンクからダウンロードをお願いします。
① SHARC DSPの概要
プロセッサー製品の中でも、汎用CPUとDSPにはどのような違いがあるのでしょうか?
特に算術演算をリアルタイムにおこなうことを主目的に、アーキテクチャーから設計されたプロセッサーのことをDigital Signal Processor(DSP)と呼びます。アナログ・デバイセズ社が提供するDSPシリーズであるSHARC DSPは、より高速な処理を目指したSuper Harvard Architectureという構成がとられています。
命令用メモリーとデータ用メモリーのバスを分離したハーバード型アーキテクチャーに加えて、命令キャッシュとI/Oコントローラーを付加することによって、さらなる速度向上を実現しています。

② 統合開発環境:CrossCore Embedded Studio(CCES)の概要
下記リンクの資料は、統合開発環境の説明や、ライセンスについて説明しています。
③ 統合開発環境:CrossCore Embedded Studio(CCES)の説明と動作デモ
DSPの開発環境の紹介です。評価環境を実際に動かすデモをお見せします。
④ CCES Help の参照方法
CCES Helpの参照方法は、下記リンクの資料からご確認できます。
⑤ オペレーションシステムとミドルウェア
下記リンクの資料は、アナログ・デバイセズ製のプロセッサーで使用できるOSとミドルウェアを説明しています。
⑥ ハードウェア評価プラットフォーム
下記リンクの資料は、評価プラットフォームについて説明しています。
ハードウェア・ソフトウェア開発のための情報
実際にDSPを検討および設計する際に、よく参照するドキュメントなどの情報をまとめましたのでご活用ください。
※ドキュメント類などは、アナログ・デバイセズ社の製品ページのリンクとなります。これらのリンクは、2022年7月時点のものですので、もしリンクが古いなどの場合は、アナログ・デバイセズ社の製品ページを直接ご参照ください。
SHARC製品ページへのリンク
Blackfin製品ページへのリンク
製品ページ内容
デバイスに関連するドキュメント/ツールをご紹介しています。Webの製品ページから確認できます。
※ADSP-SC589を例としているので、デバイスごとの資料はそれぞれの製品ページからご参照ください。
カテゴリー&リンク | 概要 |
製品ページ | 製品をご紹介するWebページです。 |
評価キット |
評価キットは、各種用途を想定し、複数のタイプが用意されています。
ADZS-SC589-EZLITE:必要なすべてのハードウェアが同梱されています。すぐに評価を開始できます。
SDP-BREAKOUT-BOARD:EZ-BoardのI/Oを引き出して拡張するためのボードです。基板ごとに拡張ボードは異なる場合があるので、不明な場合はお問合せください。
SHARC Audio Module:プロジェクトのプロトタイピング、エフェクトプロセッサー、マルチチャンネルオーディオシステム、MIDIシンセサイザー、その他多くの DSP ベースのオーディオ・プロジェクトを含むオーディオ・アプリケーションの開発と展開を可能にする、拡張可能なハードウェア/ソフトウェア・プラットフォームです。 |
ドキュメント一覧 |
データシート:デバイスの各種仕様(信号タイミング、パッケージ、電気的仕様等)を提供します。
ハードウェア・リファレンス・マニュアル:主要なアーキテクチャー情報(機能ブロック、バス、ポート、レジスタ情報など)を提供します。
プログラミング・リファレンス・マニュアル:SHARC +コアに関するアーキテクチャーおよびプログラミング情報を提供します。
シリコン・アノマリー・シート:デバイスのエラッタ情報のドキュメントとなります。 |
ソフトウェア & システム |
ソフトウェアや開発ツールの情報が記載されています。 |
ツール |
シミュレーション関係のモデルなどを確認できます。 |
設計リソース |
成分表やシンボル/フットプリントの情報を確認できます。 |
評価ツール
ターゲットボードを動作させるために、便利なGUIベースでのソフトウェアツールが用意されています。
カテゴリー&リンク | 概要 |
CrossCore® Embedded Studio |
使用方法については、上記”③統合開発環境:CrossCore Embedded Studio (CCES) の説明と動作デモ”の動画をご覧ください。 |
SHARC Processors Software and Tools |
SHARC Processorと対応するSoftware Toolkitは、こちらから確認できます。 |
Blackfin Processors Software and Tools | Blackfin Processorと対応するSoftware Toolkitは、こちらから確認できます。 |
ソフトウェアおよびツール異常の検索 | 何か異常な動作を確認した場合は、こちらからアノマリーを検索することができます。 |
CrossCore® Embedded Studio (CCES) Examples | アナログ・デバイセズ社のDSP Platformを包括的にサポートする、Board Support Packageで用意されているExamplesを一覧できます。 |
開発に役立つ周辺機器
その他、開発に利用できる周辺機器をご紹介します。
カテゴリー&リンク | 概要 |
EMULATOR-ADSP | 低価格の ICE-1000 と高性能な ICE-2000 USB ベースの JTAG エミュレーター |
SDP-BREAKOUT-BOARD |
EI3 SDP Breakout Board |
その他、Webに公開していないドキュメントも多数ありますので、必要に応じて、お問い合わせください。
技術コンテンツ(動画)
SHARCトレーニングビデオ
SHARC DSPの基礎的な使い方を学ぶ、トレーニングビデオをご用意しています。下記リクエストフォームから必要事項を記載・送付いただくことで、閲覧可能になります。
リクエストフォーム確認後、メールにてトレーニングビデオのURL および関連資料のご案内を送付させて頂きます。
コンテンツリスト |
IO アクセス(C言語によるレジスタ操作) |
割り込み処理 |
DMA処理 |
DAI(SRU) と SPORT |
Boot 動作 |
応用トレーニングビデオ
Analog Devices製DSPを使う際の応用的なテクニックについてご紹介します!
Coming Soon!
使い方に困ったら(サポート情報/リンク集)
カテゴリー&リンク | 概要 |
DSPに関するFAQ | マクニカが提供するアナログ・デバイセズ社のDSP/開発環境に関するFAQは、こちらから検索いただけます。 |
EngineerZone | アナログ・デバイセズ社が提供するSUPPORT COMMUNITYから、メーカーのエンジニアに直接質問ができます。 |
Processor and DSP/Documents | Engineer Zoneに寄せられたProcessorsに関する質問のまとめは、こちらで閲覧できます。 |
CrossCore Embedded Studio and Add-ins/Documents | Engineer Zoneに寄せられたCCESに関する質問のまとめは、こちらで閲覧できます。 |
お問い合わせ
本記事(DSP)に関して、ご質問などありましたら以下よりお問い合わせください。
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