Cato Networks、世界のレーシング会場からの高速ネットワークを実現。SASEの速度記録を実現
世界最高速のSASEを世界最高速の電気自動車レースに
ついに東京に来た!レーシングを裏から支えるCato Networks、SASEベンダー初の10G転送を実現
Cato Networks社は世界を転戦する電気自動車のレース、Formula-Eのタグホイヤー・ポルシェチームのオフィシャルSASEスポンサーとして参加しています。
そしてこのたび3月30日、待望の国内初の公道レースとして、東京お台場にて東京E-Prixとして開催されました。
いつも展示会で訪れる、東京ビッグサイトの駐車場と外の道路がレーシングコースになっており、違った景色になっていました。展示場内では、ゲームコーナー、各チームの展示コーナー、飲食ブースなどがあり、活況でした。
今回の東京開催のサプライズは、桜のシーズンにあわせた、ショッキングピンクのラッピングとなった、マシンカラーです。ポルシェの遊び心の1つだそうです。それにあわせて、Cato Networks応援チームの帽子もこの東京会場ではピンクの帽子となっていました。
Formula-Eは世界6か国電気自動車で12チームの電気自動車で競うレースです。
すべての車はコストの点から共通仕様によってきめられておりその勝負の差はドライバーと電気の使用方法の効率化にあります。
レース前日、Cato Networks社は東京ポルシェスタジオ銀座にて「SASEベンダー初の10Gbosの高速スループット対応」を発表しました。10Gbpsを達成したCato Networksは、ABB FIA Formula-E世界選手権に参戦しただけでなく、タグ・ホイヤーポルシェFormula-Eチームがシーズン全体の全データを3.5日ではなく2.5時間以内に転送できるほど強力なパフォーマンスを提供した最初のSASEプラットフォームとなりました。Cato Networks導入のお客様の動向をみていますと、AWSを含めたクラウドへの通信量は増加しており、数百メガビットをAWSに割り当てる企業も少なくありません。
Cato SASEの速度記録 他社SASEソリューションを追い抜く
SASEが大企業へ採用されるにつれ、帯域幅を多用するアプリケーション(クラウドストレージとバックアップ、ディザスタリカバリ)、アプリケーション間処理のためにデータセンターの二つの部分を接続するハイブリッドクラウド環境、大規模なキャンパスネットワークなど、さまざまなビジネスニーズを満たすために、より大容量の接続が不可欠になります。
これらの課題に対処するために、Catoは単一の暗号化されたトンネルに10Gbpsのスループットを実現します。クラウドデータセンター内の閉域網接続を可能にした機能、「Cato Cloud Interconnect」とCato Socketの増速対応は、一般的なアプライアンスベースのアーキテクチャのような高価なハードウェアアップグレードを必要としません。
通常はエッジアプライアンスのパフォーマンスを低下させる、パケットの暗号化/復号化、セキュリティ検査など複数のソリューションの連続実行は、「Cato Single Pass Processing Engine (SPACE) コア」によって処理され、Cato PoP (Point of Presence) 内のリアルタイムトラフィックを同時に処理します。並列ネットワークフロー処理もCato Socket内で有効になり、エンドツーエンドのスループットを最大化します。
対照的に、クラウド内の仮想マシン (VM) 、または再構成されたWebプロキシを実装したSASEソリューションは、2024年5月現在単一トンネルのスループットが2Gbps未満に制限されています。アプライアンスベースのSASEソリューションは、最大で3Gbps弱です。スループットが低いため、企業はエッジアプライアンスからSASE PoPへの複数のトンネルにまたがるロケーション内のトラフィックを人為的に分割する必要があります。これは、Cato SASE Cloudには存在しない構築の複雑さとリスクになります。
データドリブンレーシング:東京を高速な車と高速なネットワークで結ぶ
2024年東京E-Prixは、Catoの画期的なパフォーマンスを披露するのに最適な場所でした。進歩の速いFormula-Eの世界では、1秒1秒が重要です。このスポーツは徹底的にデータドリブン型であり、チームはITネットワークを利用してデータを分析し、勝利を収めるために重要な戦略を瞬時に決定します。車内の複数のコンピューターは、イベントごとに100から5000億のデータポイントを生成し、400ギガバイト以上のデータが生成されて分析のためにクラウドに送信されます。
今シーズンは16のE-Prixが開催され、その多くが東京の特設会場のように、インフラが発達していない地域で開催されます。ABB FIA Formula E Word Championshipは、素晴らしいネットワークとセキュリティのストレステストを提供します。Cato SASE Cloudは、場所に関係なく、タグ・ホイヤーポルシェFormula-Eチームへの高速、安全、信頼性の高いアクセスを提供しました。
当日レース前の東京ポルシェスタジオ銀座においては、Formula-EレーシングドライバーのSimona de Silvestro氏による、質疑応答の時間も設けられました。合間に彼女に聞いたところ、膨大なマシンデータ、車からの動画、音声データがドイツのポルシェ本社に送られている事、それはレースの解析にとって決して見落とすことのできない重要なデータであることと言われていました。
東京、大阪、そしてさらに札幌が、日本国内の3つのPoP拠点を形成します。東京では、三つのCato PoPが地域にサービスを提供しています。他の二つのPoPは大阪にサービスを提供しています。六番目のPoPは札幌に開設されます。ユーザまたはロケーションがいずれかのPoPにアクセスできなくなった場合、日本にある他のPoPのいずれかに直ちにフェイルオーバーします。これにより、タグ・ホイヤーポルシェFormula-EチームとすべてのCatoのお客様は、東京だけでなく世界中から非常に信頼性の高いアクセスを利用できます。さらにそのグローバルネットワークにおいて、サイバーセキュリティ対策も実施できます。
そして元RSAのCato Networks社のセキュリティ戦略担当シニアディレクターであり、セキュリティ研究家のEtay Maor氏による、最新のAIによるサイバーセキュリティ攻撃とリスクについていくつかの事例と彼の研究結果が紹介され、まさにセキュリティ対策も機械学習やクラウドコンピューティングで対応していかなくてはならない時代に来たのだという事に気づかされました。このようなセキュリティスペシャリスト達によって、Cato SASEのセキュリティ対策は守られています。
今回は日産自動車が母国での優勝を期待され、個人で申し込んだEチケット先行販売は抽選落ち、再度一般販売で申し込んでみても、チケットを手にすることはできませんでした。後からの報告によれば深夜0時のチケット販売開始から僅か3分で完売したという事で、予想以上に注目のモータースポーツイベントなのだと感じました。開会式には小池東京都知事、岸田首相も来場されていました。
来年もまた、日本での開催と新たなCato Networksの発表を楽しみに待ちたいと思います。
株式会社マクニカ
ネットワークス カンパニー 第3営業統括部 第2営業部 第4課 SASE EXPERT
鈴木富士雄
1989年米国光ファイバー製品を担当。その後情報システム部門にてマクニカ webmaster として Web サイト構築運営を行う。2005年よりクラウドサービスの営業、2010 年より Splunk 製品担当として CSIRT の啓蒙を行う。2019年より Cato Networks 製品マーケティング担当。SASE Expert Level2, SSE Expert認定取得趣味はマリンスポーツ。
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