Intel:ALTPLL IP を Questa* - Intel® FPGA Edition で RTL シミュレーションすると、出力クロック (c0 など) の波形が不定になります。なぜですか?
クロック/PLL
シミュレーション
カテゴリー:シミュレーション
ツール:Questa* - Intel® FPGA Edition
デバイス:-
この事象は、ALTPLL IP を VHDL で作成し、Questa* - Intel® FPGA Edition のシミュレーションを手動 (GUI または コマンド) で実行した場合に発生します。
ALTPLL IP のシミュレーション・モデルを正常に実行するには、シミュレーション実行時に指定する分解能を ps (1ps) よりも小さい値・単位にする必要があります。(解像度が高いと計算が四捨五入され、不正確な乗算または除算がおこなわれてしまいます。)
この問題を回避するには、以下で対応してください。
GUI 操作の場合
Start Simulation で実行する際に、
[Design] タブの右下に位置する Resolution を ps よりも小さい値・単位に変更し、シミュレーションを実行してください。
コマンド操作の場合
vsim コマンドに、分解能を指定するオプション -t を追加し、単位を指定してください。
<例: 1ps を指定する>
vsim -t 1ps -L altera_mf …(以下省略)
分解能を 1ps より小さい値・単位に指定することで、ALTPLL IP の出力クロック波形が生成されます。
なお、NativeLink シミュレーション で実行している場合は Resolution が 1ps に設定され実行されるため、
この事象は発生しません。