半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)アルティマ カンパニーは、この度、空気質モニタリングソリューション「AiryQonnect(エアリーコネクト)」を開発し、3月4日より販売を開始します。

 空気質の監視は、「空気は目には見えないもの」という理由だけでなく、技術的制約、コストの問題などがあり、現在まであまり一般的ではありませんでした。例えば、正確に測定できる空気質計測装置は専門的な工業製品で、大型かつ高価なため、手軽に屋内で常時モニタリングする用途には適していませんでした。一方、業務用途として空気質を常時監視する目的においては、低価格な空気質計測製品は、計測数値の正確性・長期安定性などの信頼性の観点において課題がありました。
 しかしながら、新型コロナウイルスなどを始めとした空気感染症の拡大抑制のための「換気」をCO2モニタで行うといった厚生労働省の推奨例などを背景に、「人々の生活をより安全安心で豊かにするための屋内の空気質の監視、管理するニーズ」が急速に高まってきています。

 そこで、この度、これら計測装置の現状と市場のニーズとの相反する課題の解決方法として、独自の空気質モニタリングソリューション「AiryQonnect」を開発、販売を開始します。これは、マクニカは、これまで培ってきた最先端のセンサ技術、無線通信、ネットワーク技術の知見を活用し、空気質をモニタリングするための空気質センサモジュールの企画・開発・製造から、LPWAによるクラウドネットワークの構築までを提供することで、より安全・安心・快適な屋内環境の構築に貢献します。

 ◆応用例
・CO2監視による空気感染症の抑制対策
・次世代建築物における空気質常時モニタリング(WELL認証取得)
・TVOCガス検知による早期火災検知
・屋内微粒子測定による清掃状況測定・検証
・植物工場、食品工場などで空気質、微粒子管理

◆製品概要と特徴
①センサ端末
性能・精度・安定性が担保された空気質センサを搭載し、長期に渡り使用可能な端末製品を提供します。今後、市場用途に併せて様々な製品を順次展開する予定ですが、まずはオフィス・ホテル・店舗などに設置しても違和感のないデザイン性のある高信頼性センサ端末「AQ-E1*1」と、10年間電池交換なしで高精度なTVOCガス検知が可能な端末「AQ-E2*2」をワッティー株式会社と共同開発し、この2つの製品を販売開始します。

②コネクティビティ
センサ端末に無線通信の機能を搭載しているため、建物全体の管理や長期的に空気質の監視データを効率的に集計することが可能です。無線通信は、LTE(CAT-M1)通信とBluetooth、それぞれの通信規格に対応した製品を準備しています。LTE製品は複雑な接続設定を行うことなく、設置後、すぐに空気質モニタリングを開始できます。Bluetooth製品は長距離、多点接続が可能な高性能ルータをバンドルして提供し、大規模な建物や多数の部屋での計測を可能とします。

③プラットフォーム
AQ-E1向けに「空気質見える化プラットフォーム」を提供します。このプラットフォームにより、利用者はPC・タブレット・スマートフォンから、いつでもどこでも温湿度・CO2濃度・TVOC・PM2.5などの空気質情報を確認できるようになり、また、過去の状態の履歴も確認・保存することができます。

④サービス・アプリケーション
空気質の監視に加え、空調制御機器や他プラットフォームを接続することで管理・制御が可能となります。空気質コントローラ・管理に必要な端末から、プラットフォーム、バックエンドまでのセキュリティ、そしてAIアルゴリズムの実装などを、マクニカ保有の技術及びパートナーと共同で創り上げ、順次サービスを展開していきます。

■「AiryQonnect」の詳細についてはWEBページをご覧ください。
https://www.macnica.co.jp/go/airyqonnect.html

■「AiryQonnect」は、2021年3月9日(火)より開催の「リテールテックJAPANオンライン2021」にてサービスの紹介、展示を行います。

リテールテックJAPANオンライン2021
日 程:2021年3月9日(火)~12日(金)、会期後~4月末までアーカイブ公開
U R L  : https://www.macnica.co.jp/go/retailtechjapan2021.html

※「AiryQonnect」は空気質モニタリングソリューションの総称です。
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

ワッティー株式会社について

ワッティーは当社製造部門の柱である熱システム事業部(主に半導体・FPD製造装置ほか各種精密機器に使われるヒータユニットの開発、製造販売)でなじみの深い電力単位のワット(watt)を、もう一本の柱であるセンサ事業部(主に液面レベルセンサ開発、製造、販売)ではセンシングする液体の代表格、水(water)を、それぞれイメージできる名前としてWattyとしました。いつでも、どこでも、何でも、誰にでも、喜びや感動を与えられるNo.1企業を目指しております。

会社名     ワッティー株式会社 Watty Corporation
資本金     9500万円
本社所在地   〒141-0031 東京都品川区西五反田7-18-2 ワッティー本社ビル
代表者     代表取締役社長 菅波希衣子
ウェブサイト  https://watty.co.jp/company/
事業内容    フロートスイッチ、近接スイッチなどの産業向けセンサを始め、CO2センサ、PMセンサ、温湿度センサのデータを無線で飛ばす製品を
        開発・製造・販売

株式会社マクニカについて

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。
当社は、横浜に本社を構え、世界24ヶ国84拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。マクニカでは、社内カンパニー制を導入しており、アルティマ カンパニーはそのうちの1カンパニーです。アルティマは、FPGAを中心に、世界最先端の半導体、ソフトウェア、システム等の販売、技術支援およびグローバルな物流ネットワークによってお客様のビジネスをトータルサポートいたします。
詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。

製品に関するお問い合わせ先

株式会社マクニカ アルティマ カンパニー
AiryQonnect(エアリーコネクト)サポートチーム
e-mail:airyqonnectsupport@macnica.co.jp

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

株式会社マクニカ  https://www.macnica.co.jp
経営企画部 広報企画課 宮原 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル
TEL:045-470-9851 FAX:045-470-9853

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