W77Qは、サイバーセキュリティを必要とする暗号コンポーネントでIoT コネクティビティアプリケーションのセキュリティを向上させます。

半導体メモリーソリューションの世界的リーディングサプライヤーである、ウィンボンド・エレクトロニクスは2021年11月3日、そのTrustME® W77QセキュアフラッシュがFIPS 140-3自動暗号検証テストシステム(ACVTS)認証を取得したことを発表しました。

 

FIPS(連邦情報処理標準)140は、米国政府が発行している一連のセキュリティ規格で、暗号モジュールを評価する際のセキュリティ要件を規定しています。この規格は、コンピューターシステムおよび電気通信システムの機密情報を保護するために、暗号ベースのセキュリティシステムを使用しているすべての機関に適用されます。FIPS 140-3は、最新のFIPS 140規格であり、国際的なISO/IEC規格とマッチングされています。

FIPS 140-3 ACVTSは、承認された暗号アルゴリズムとその構成コンポーネントの検証テストを提供する、NISTの暗号アルゴリズム検証プログラムです。ラボでテストされ、NISTによって検証されたアルゴリズムの実装は、適切な検証リストに追加され、ベンダー名、実装、運用環境、検証日、アルゴリズムの詳細が記載されます。

Acumen Security社の共同設立者であり副社長のAshit Vora氏は、次のように述べています。「Acumen Securityは、ウィンボンド・エレクトロニクスのW77Q TrustME® セキュアフラッシュメモリーがCryptographic Algorithm Validation Program (CAVP/暗号アルゴリズム検証プログラム)証明書を取得したことを祝福します。この認定により、使用されている暗号アルゴリズムがそれぞれの標準に従って実装されていることが保証されます。ウィンボンド・エレクトロニクスがAcumen Securityをセキュリティ認証のパートナーとして選んでくれたことを光栄に思っており、また、今後の認証活動において力になれることを楽しみにしています」
「FIPS 140-3 ACVTSに合格し、CAVPリストに掲載されることで、W77QはNISTが推奨する暗号アルゴリズムとその構成コンポーネントであることが証明されます」と、 ウィンボンドは付け加えています。

W77Qの優れたセキュリティは、以下のようないくつかの機能の暗号化に使用される、内蔵のハードウェアハッシュ関数(SHA-256)を提供しています。

・通信チャンネル
・暗号化リード/ライト
・データの完全性保護
・セキュアファームウェアOTA(Over-The-Air)
・信頼の基点(RoT)機能

TrustME® W77Qセキュアフラッシュは、これまでにSGS BrightsightおよびSGS-TÜV Saar GmbHから、それぞれCommon Criteria EAL2+およびISO 26262 ASIL-C Readyの認証を取得しています。今回、W77QはFIPS 140-3 ACVT認証を取得したことで、サイバーセキュリティ対策が必須なあらゆるIoTコネクティビティアプリケーションに絶対的な安心を提供します。

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