環境センサーコンボモジュール SEN6x 

製品概要

2024年中旬に販売開始予定
SENSIRION社の環境センサーコンボモジュール「SEN6x」はコンパクトかつパワフルなセンシングプラットフォームを備えています。これまでにないフォームファクターで複数のセンサーを組み合わせており、最大9種類の環境パラメーター(PM1、PM2.5、PM4、PM10、温度、湿度、VOC指数、CO2またはホルムアルデヒド)を測定できます。

SEN6xの強み

従来複数のセンサーを用いて環境計測をおこなう際には、各センサーとの通信シーケンス開発リソースやセンサーの自己発熱を考慮し各々どこに配置するかの筐体デザイン設計リソースが必要であり、市場投入までかなり時間を要する製品でした。また各センサーとの通信アルゴリズムを処理する高価なマイコンが必要でした。

それに対して、SEN6xには必要なすべてのアルゴリズムが組み込まれているためセンサーの統合と開発作業の煩雑さから解放されます。コンボセンサー統合ソフトウェアによりメインマイコンとの通信はよりシンプルになります。筐体デザインはSENSIRION社が担い、お客様はI2C通信を繋げるのみでご使用が可能となります。

また、コンボセンサー内のマイコンでアルゴリズムを処理するためメインマイコンは小型/安価なものが採用可能となります。つまり、「SEN6x」を使用することで短時間での市場投入が可能となります。お客様のコストと時間がかかる工程はSENSIRION社が一手に担っているため、より他社には真似できない核となる要素の実現に注力することができます。

健康的な建物基準への準拠

「SEN6x」はRESET🄬、WELL Building Standard™、California Title 24 Building Energy Efficiency Standards などのウェルビーイングな建物環境やエネルギー効率の良い建物であると示す基準に準拠しています。モジュールを機器に統合することで、認定プロセスが簡素化され、市場投入までの時間の短縮と効果的なコスト構造を確保しながら、これらの規格に準拠することができます。

小型化への挑戦ーさらなる小型化に成功した粒子状物質センシングのビルディングブロック

SPS6x センシング構造

SENSIRION社はCO2センサーの小型化を実現するなど小型化に強みがあります。「SEN6x」は従来の「SEN5x」より40%小型化し、さらに多くのセンサーを統合しています。その中核を担うのはまったく新しい小型MEMSベースの粒子状物質センシング素子である「SPS6x」です。PM1、PM2.5、PM4、PM10の測定に必要なすべての構成要素が統合されています。

特許取得済みの幾何学的配列と最新MEMSおよびパッケージ技術により光源、検出器、信号処理、アルゴリズムをコスト効率とスペース効率の高い1つのソリューションに統合できます。粒子状物質の測定は光散乱に基づいています。空気中の粒子が統合されたレーザーのビームを通過すると光が散乱され、その光が光検出器によって捕捉されます。統合されたアルゴリズムは散乱工を分析し、粒子のサイズ分布と質量濃度を判定します。統合型ASICの機能により、外部処理は必要なくなり、「SPS6x」はI2C通信を通じて完全な処理値を提供します。

製品ラインナップ

Product Sensort Outputs
SEN60 粒子状物質
SEN65 粒子状物質
温湿度
揮発性有機化合物(VOC)
窒素酸化物(Nox)
SEN66 粒子状物質
温湿度
揮発性有機化合物(VOC)
窒素酸化物(Nox)
二酸化炭素
SEN68  粒子状物質
温湿度
揮発性有機化合物(VOC)
窒素酸化物(Nox)
ホルムアルデヒド

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