AIサーバー向けMOSFET 業界TOP※のSOAとON抵抗の両立　

※2025年5月22日現在 8080サイズパッケージの100V耐圧パワーMOSFETでローム調べ

ローム株式会社（本社：京都市）は、48V系電源のAIサーバー向けホットスワップ回路や、バッテリー保護が求められる産業機器電源などに最適な100V耐圧パワーMOSFE「RY7P250BM」を開発しました。

　　
新製品は、今後需要の拡大が見込まれる8080サイズのMOSFETで、既存品からの置き換えが容易です。また、高SOA耐量（条件：V_DS=48V、Pw＝1ms / 10ms）と低ON抵抗(R_DS(on))を両立。これにより、ホットスワップ（電源投入）動作時の高い製品信頼性を確保しながら、電源の効率を最適化し、消費電力と発熱の低減を可能にします。
サーバーの安定稼働と省エネを両立するには、ホットスワップ回路において大電流負荷に耐える高いSOA耐量が不可欠です。特にAIサーバーのホットスワップ回路では、従来のサーバーより高いSOA耐量が求められるなか、本製品はパルス幅10msで16A、1msにおいても50Aという業界TOPの性能を実現しており、従来のMOSFETでは対応が難しかった高負荷アプリケーションに対応できます。

また、本製品は業界TOPの高SOA耐量のMOSFETとして低ON抵抗も両立し、通電時の電力損失や発熱を大幅に削減します。
8080サイズの一般的な高SOA耐量を持つ100V耐圧MOSFETのON抵抗は2.28mΩ程度ですが、本製品は約18％低減した1.86mΩ（条件：VGS=10V、ID=50A、Tj=25℃）を実現。この低ON抵抗により、サーバー電源の高効率化、冷却負荷の低減、電力コスト削減に貢献します。

さらに、世界的なクラウドプラットフォーム企業の推奨部品としても認定されており、今後AIサーバーで採用が進む見込みです。
信頼性と省エネ性が重視されるサーバー分野において、高いSOA耐量と低ON抵抗のバランスがクラウド用途で評価されています。

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・ローム社サイト

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