製品概要
RSL15は、産業用および医療用アプリケーションの接続スマートデバイス向けに設計された超低消費電力のArm® Cortex®-M33プロセッサーベースのBluetooth® Low Energy 5.2ワイヤレスSoCです。
また、RSL15は広い電源電圧範囲、柔軟なGPIOとクロック方式、豊富なサンプルコードにより、高性能かつ超低消費電力のアプリケーション向けに最大限の設計柔軟性を提供します。
主な特長・機能
超低消費電力SoC
・フラッシュ、RAM、パワーマネジメントを搭載
・RAMリテンションとウェイクアップ・ソースを設定可能な複数のパワーモード
・業界をリードするRSL10と同等の電力性能
・Bluetooth® Low Energy 5.2認証
・認定された、業界をリードするベンチマークスコア
高い柔軟性
・柔軟なクロック方式:2つの水晶発振器と2つの内部RC発振器があり、様々なクロック構成が可能
・広い電源電圧範囲:1.2〜3.6V
・40ピンのQFNパッケージ:産業用IoTアプリケーションに最適、最小のQFNパッケージを実現
使用しやすい開発環境
・評価ボードの充実
・アプリケーションを迅速に開発するためのプロファイルとサンプルコード
・CMSIS ドライバー
・開発時のサポート体制充実:FAQ、開発者向けリソースを掲載したオンラインフォーラム有
RSL10とRSL15の違い
Arm® Cortex®-M3⇒Arm® Cortex®-M33
RSL15はArm® Cortex®-M33が搭載されています。トラストゾーンやCryptocell -312やSecure Boot ROMが搭載することで、よりIC内部のデータを保護する機能が増えました。よりIoT向けの製品で、安全なソフトウェアの実装ができる環境になっています。
また、RSL10はLPDSP32を搭載していましたが、RSL15でArm® Cortex®-M33になったことでFPUやDSPの処理がARMでできるようになったため、RSL15ではLPDSP32を省いています。
Long Range
RSL15からLE Coded PHYに対応しているため、長距離通信(ロングレンジ)に対応しています。データレートを落とすことにより、通信距離を約4倍に伸ばす仕様に対応しています。
Localization Angle of Arrival (AoA) and Angle of Departure (AoD)
位置を測定する機能になります。
出発角(AoA:Angle of Arrival)と到着角(AoD:Angle of Departure)を測定でき、位置特定を容易にする機能をRSL15は搭載しています。
ULP Data Acquisition system
ローパワーのデータ収集システムになります。
RSL15ではスリープモードに入っていてもデータ取集可能な機能を搭載しています。
低消費電力
RSL15は、エネルギー効率を検証するEmbedded Microprocessor Benchmark Consortium (EEMBC) の認証を受けています。EEMBC(Embedded Microprocessor Benchmark Consortium)は1997年に設立された組み込みシステム向けベンチマークの標準化を推進する非営利の業界団体のことです。このEEMBCのULPMark(TM)-CoreMarkベンチマークプログラムは、組み込みシステムで使用されるマイクロコントローラーの動作時のエネルギー効率を測定するものです。
RSL15は「パフォーマンス」スコア60.5を獲得し、業界をリードしています。
また、マイコンのスリープモードとアクティブモードを合わせた効率性を測定するULPMark(TM)-CoreProfile ベンチマークでは、オンセミ社の従来製品の「RSL10」と新製品「RSL15」は1000点を超える唯一のMCUになり、それぞれトップ2を維持しています。
アプリケーション適応例
・産業オートメーション
・ウェアラブル
・電子タグとアクセス制御
・スマート家電
・電子ラベルなど
さいごに
業界最小の消費電力であるRSL15を使用した設計、および評価にご興味がある方は、ぜひ以下よりお問い合わせください。
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