
あなたに最適な物体検知のソリューションとは?
AI・ディープラーニングの技術進歩により、機械がヒトと同じように状況判断ができるようになり、ヒトが行っていた作業の精度をAIが何倍にも引き上げることが可能になりました。これらの技術はAIによる完全自動化、付加価値創造といった壮大なスケールではなく、日々の業務のちょっとした困りごとを改善するといったソリューションへと昇華し、国内の様々なビジネスシーンで活用が加速しています。中でもカメラやセンサーなどのIoTデバイスから映像・データを元にヒトやモノを判別する、「物体検知」の利用が進んでいます。応用例としては人数カウントや検品など多岐に渡りますが、これらを実現する方法は一種類ではありません。取得したいデータによりそれが得意なカメラやセンサーを使い分けることができ、幅広いソリューションが存在します。
本記事では多数ある物体検知ソリューションから、実現したいことに近い最適なソリューションを見つけていただけるよう、弊社で取り扱いのソリューションをご紹介します。
業種別 活用例
製造業
・製造ラインの外観検査:表面キズ検知
・従業員の安全管理:危険区域侵入検知

建設業
・建設重機による接触事故の未然防止:ミリ波センサー
・立ち入り禁止区画への警告:ミリ波センサー、LIDAR


商業施設・リテール
・棚ごとの滞留時間:人数カウント 複合施設で人の動きを見える化する「ピープルカウンティング」の3つのメリット
・店舗の入店比率:属性分析・人数カウント AI画像解析を活用したソリューション
医療・介護
・プライバシー保護が必要なエリアでの姿勢確認:転倒検知
・非接触によるバイタルサインの確認:ミリ波による心拍確認
・レンズを使用していないため、プライバシーを保護した状態で人間の形を計測可能:ミリ波センサー


物流・ロジスティクス
・フロアレイアウトのための作業員分布把握:ヒートマップ作成
・熟練作業者の行動分析:骨格分析
不動産・デベロッパー
・施設内のセキュリティ品質向上:異常検知 icetana 異常検知ソリューション
・施設周辺のマーケティング:属性分析・人数カウント AI画像解析を活用したソリューション
テクノロジー
RGBカメラ
ヒトの視覚情報に近い2次元の平面データをイメージとして取得し、監視カメラやデジタルカメラなどで広く利用されています。
Radar
電波を照射し、対象物から反射されて返ってくる電波を検出することによって距離、相対速度、角度を測定することが可能です。電波の反射を計測するため、照射・受信に必要なものはそれぞれアンテナであり、複数の受信アンテナを設置することで、位相差からものの移動方向や、物体の形状、人物の姿勢が検出可能です。

また、悪環境(雨や雪、霧、粉塵など)や暗闇であっても問題なく計測ができ、光を透過してしまうアクリル板やガラスなどの検出も可能です。ただし、電波を使用するため、日本では電波法などに届け出をした機材でなければ使用することができません。
Lidar
光の位相差を活用した計測方法になります。LED(Emitter)側から、IR信号を出力し、反射の信号(Receive)を計測して、その距離を見積もります。
反射の信号は、位相が変化しているため、そこから距離を見積もることができます。


マクニカからの提案
マクニカでは、画像解析といっても、数多くのセンサー技術をラインナップとして取り揃えており、使用環境や用途によって最適なものを選ばなければ、適切な使用ができなくなってしまいます。また、導入したは良いものの、きちんとデータが取れていなかったり、取ったデータの利活用がうまくいかなかったりするケースもよく耳にします。
マクニカでは、そのような選定からサポートまで首尾一貫したサポートをおこなっていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
