受信感度向上と長時間動作を両立する超低消費電流
BLE Rxブースター「NT1741」を発売
Bluetooth Low Energy(以下BLE)は、従来のBluetoothよりも大幅に消費電力を抑えた近距離無線通信技術であり、スマートフォンやウェアラブル機器をはじめ、多様なIoT機器や民生機器で広く利用されています。
BLE通信はSoC(System on Chip)とアンテナのみでも実現できますが、通信品質の安定化や通信距離の拡大を目的として、RFブースターの需要が高まっています。
補聴器では、スマートフォンとの連携による音質調整に加え、Bluetooth LE AudioのAuracastブロードキャストオーディオを活用した音声情報の受信が普及しています。空港や鉄道、バスなどの公共空間で案内放送を直接受信するため、高い受信感度と優れた通信性能が求められます。また、医療機器として高い通信性能も必要なことから、受信性能向上に特化したRxブースターが採用されています。
一方、補聴器は小型でバッテリー容量に制約があるため、長時間使用には無線回路の省電力化が不可欠です。そのため、Rxブースターには超低消費電流特性と実装面積の最小化の両立が求められます。
NT1741は、高いRF性能を維持しながら「LNAモード時1.5mA」 「バイパスモード時1µA」という業界トップクラス※1の低消費電流特性を実現しました。さらに、小型パッケージへ整合回路を内蔵することで、外付け部品の削減と実装面積の最小化に貢献します。
これらの特長により通信品質の向上とバッテリー駆動時間の延長を両立し、補聴器をはじめとする小型ウェアラブル機器の高性能化・小型化に貢献します。
※1: 日清紡マイクロデバイス社調べ(2026年9月7日時点)
製品写真「NT1741」(EPFFP-6-FB)
NT1741 使用例
特⾧
超低消費電流を実現
本製品は、BLE向けRxブースターとして求められるゲイン、雑音指数、線形性などのRF性能を確保しながら、LNAモード時1.5mA、バイパスモード時1µAの超低消費電流を実現しました。
これにより、補聴器をはじめとする小型バッテリー駆動機器の長時間動作に貢献します。
省スペース実装に貢献
本製品は、1.0mm × 1.0mmの小型パッケージ「EPFFP-6-FB」を採用しています。
さらに、RF整合回路を全て内蔵しているため(電源用バイパスキャパシタを除く)、外付け部品点数の削減と実装面積の縮小を実現し、小型機器の高密度実装や設計自由度の向上に貢献します。
NT1741ブロック図
アプリケーション例
・ 補聴器
・ AIグラス
・ イヤフォン、ヘッドフォン
・ BLE、Thread、Zigbeeなどの2.4 GHz帯使用の無線通信アプリケーション
主な仕様(詳細はデータシートをご参照ください)
・ 周波数範囲:2400MHz to 2500MHz
・ 動作電圧:1.8V typ. (1.6V to 3.7V)
・ 低消費電流:1.5mA typ. @LNAモード
1µA typ. @バイパスモード
・ ゲイン:13dB typ. @LNAモード
・ 雑音指数:2.3dB typ. @LNAモード
・ P-1dB (IN):-13dBm typ. @LNAモード
・ IIP3:0dBm typ. @LNAモード
・ 挿入損失:1.0dB @バイパスモード
・ パッケージサイズ:1.0 × 1.0mm typ.
・ 外部整合回路不要(電源用バイパスキャパシタを除く)
「NT1741」の詳細(データシート)はこちら
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