GNSSは車載機器をはじめ、産業機器や民生機器など幅広い分野で利用が拡大しており、近年ではより高精度な測位に対するニーズが一層高まっています。
これに伴い、GNSS受信回路に用いられるLNAには、マルチバンド対応と高い線形性を両立した性能が求められています。
本製品は、車載・産業機器・民生機器向けに高まる高精度GNSS測位のニーズに応えるべく開発された、高線形性を特長とするマルチバンド対応の広帯域LNAです。
GNSS全帯域(1164MHz to 1610MHz)において高い線形性を実現しており、5G/LTE、Wi-Fi、BLE (Bluetooth Low Energy)、衛星通信などの強力な干渉信号が存在する環境下においても、安定した受信が可能になり、高精度な測位を実現します。
主な特長は以下の通りです。
- ・動作周波数:1164MHz to 1610MHz
- ・動作電流:12mA typ. @ VDD = 3.3V
- ・高P-1dB (IN):+1.5dBm typ. @ L1 band
0dBm typ. @ L2/L5/L6 band
- ・高利得: 17.5dB typ. @ L1 band
18.0dB typ. @ L2/L5/L6 band
- ・低雑音指数: 0.65dB typ. @ L1/L2/L5/L6 band
これらの特性により、GNSSマルチバンド対応のGNSS受信機器、通信モジュールなどの受信感度向上に最適な製品です。
また、車載(AEC-Q100)対応品も開発中です。
NT1199HEAE4S
特⾧
高線形性を実現
P-1dB(IN)=0dBmという高い線形性を実現しており、強入力信号やGNSS帯域に重畳する妨害波に対して優れた耐性を発揮します。
その結果、強い干渉が存在する環境下でもGNSS信号を安定して受信することが可能です。
GNSSアンテナやトラッキングデバイス、通信モジュールなど、複数の通信機能を同時に搭載するGNSS機器に最適なLNAです。
図. NT1199の使用例
広帯域での高性能を実現
GNSS全帯域を共通外部回路でカバーしながら、0.65dBという業界トップクラス※1の低雑音指数(NF)とフラットで約18dBの高利得、さらに12mAの低動作電流で高い線形性を同時に実現しています。
これにより、マルチバンド対応のGNSS機器における受信感度と測位精度を大幅に向上させます。
※1 2026年2月24日 日清紡マイクロデバイス調べ
主な仕様(詳細はデータシートをご参照ください)
| 項目 | NT1199HEAE4S |
| パッケージ | SON-6-HE 1.6 × 1.6 × 0.55 mm |
| 動作周波数 | 1164 to 1610MHz |
| 電源電圧 | 3.3V typ. (1.5 V to 5.5 V) |
| 動作電流 | 12mA typ. |
| 利得 | 17.5dB typ. @ L1 band 18.0dB typ. @ L2/L5/L6 band |
| 雑音指数 | 0.65dB typ. |
| P-1dB (IN) | +1.5dBm typ. @ L1 band 0dBm typ. @ L2/L5/L6 band |
| IIP3 | +1dBm typ. |
| 動作温度 | -40 to +105°C |
NT1199HEAE4Sの詳細はこちら
アプリケーション例
- ・GNSS(GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouなど)受信システム
- ・アクティブアンテナ、複合アンテナ
- ・トラッキングデバイス
- ・GNSSモジュール
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